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【ウリハムシ】キュウリに忍び寄るオレンジ色の虫!対策と駆除方法は? - アタマの中は花畑
ウリハムシの姿は今でもちらほら見かけますが、我が家で育てているきゅうりもようやく収穫のシーズンを迎えました。今年はウリハムシをこまめに駆除しているおかげか、今のところは大きな食害を受けずに住んでいます。
また、こぼれ種から育った株にも実が付き始めました。当初の予想通り、こちらもきゅうりの株だったようです。
最近は毎日のようにきゅうりを収穫しているのですが、収穫の際に気になるのが実の表面に生えている棘(トゲ)です。きゅうりといえばこの棘ですが、そもそも何故棘が生えているのでしょうか?
きゅうりの表面に生えた棘
こちらの写真は昨日収穫したきゅうりなのですが、実の表面には細かな凸凹があることがわかります。
そしてこの凸凹部分を拡大すると、出っ張った部分の先端には小さな棘が生えています。きゅうりを収穫する時に指先がチクッとするのはこの棘によるものです。また、指先で軽く擦ると簡単に取れてしまうのもこの棘の特徴です。
きゅうりの棘は何のため?
きゅうりの棘は「小さいうちに食べられてしまわないよう、動物や鳥から実を守るため」に生えていると言われています。きゅうりが実を付けるのは動物や鳥に実を食べられることで中の種を遠くへ運んでもらうためですが、種が未熟なうちに食べられてしまってはその意味がありません。そのため、実の表面に棘を生やすことで動物や鳥から身を守っています。また、未熟なきゅうりの実が苦味を待つのも、同じ理由による性質だと考えられます。
実や種が未熟なうちは鋭利な棘を生やしていますが、完熟するにつれて棘は役目を終え、徐々に柔らかくなっていきます。完熟する頃には棘もほとんど気にならなくなり、動物や鳥にとっても食べやすい状態となります。
(※私たち人間はきゅうりの特性を無視し、未熟な実を好んで食べているわけですが…)
▲完熟したきゅうり(参考)
きゅうりの棘が痛いのは新鮮な証?
収穫直後のきゅうりの棘は痛いくらいにチクチクしていますが、時間の経過とともに柔らかくなり、徐々に取れやすくなります。店頭に並んでいるきゅうりにはほとんど棘が生えていませんが、これは収穫からの時間経過や輸送時の衝撃によって棘が取れてしまったためと考えられます。したがって、チクチクした棘がたくさん生えているほど新鮮なきゅうりだと判別することができます。
きゅうりの棘は食べられる?
きゅうりの棘に毒性はないため、食べても何ら問題はありません。但し、口当たりの良いものはないため、一般的には棘を取り除いてから食べることが多いようです。棘を取り除く方法としては、以下のようなものが挙げられます。
・流水などで擦り落とす
・板ずりを行う
・包丁やピーラーで皮を剥く
棘を取り除いた場合、取り除いた場所から細菌が侵入しやすくなります。そのため、上記のような方法で棘を取り除いた後は早めに食べてしまうようにしましょう。
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