今回は近所で見かけた花に関する話題です。取り上げる花は、この時期よく見かけるジニアです。
ジニアの和名は百日草(ヒャクニチソウ)とも呼ばれるのですが、この「百日」とは一体何を表しているのでしょうか?ということで、今回はジニアの名前の由来についてご紹介したいと思います。
ジニアの概要
科・属名:キク科ヒャクニチソウ属
種別:一年草
花色:赤、橙、黄、ピンク、白、紫など
花期:5〜11月
原産:メキシコ
別名:百日草、浦島草(ウラシマソウ)、長久草(チョウキュウソウ)など
花言葉:不在の友を想う、遠い友を想う、幸福など
◎特徴:
メキシコ原産の一年草で、日本には江戸時代にやって来たと言われています。暑さや乾燥にそても強く、花持ちも良いため仏前花としても親しまれています。品種数がとても多く、草丈・花色・花の大きさにさまざまなバリエーションがある点も魅力です。
ジニアの名前の由来は?
ジニアという名前の由来は、和名である百日草のとおり(100日も咲き続けるほどの)花期の長さだと言われています(※)。ジニアの別名(浦島草・長久草)や花言葉(不在の友を想う、遠い友を想うなど)についても、花期の長さと関連があります。
※ここでは1つの花が100日咲き続けることを意味しているのではなく、最初の花が咲いてから最後の花が咲き終えるまでのトータルの花期が長いことを表しています。
名前には「百日」とありますが…実際の花期は100日よりもずっと長く、初夏〜晩秋(5月〜11月頃)まで花を楽しむことができます。初心者の方でも育てやすく、花壇の強い味方とも言えそうです。
百日草より花期の長い千日草?
ジニア(百日草)についてご紹介するにあたり、もう1つ触れておきたいのが千日草(千日紅)です。千日草については以前の記事で取り上げたことがあるのですが、こちらも花の長さが名前の由来となっています。
◎千日草(千日紅)についてはこちら
【センニチコウ】名前に「千日」が付くのは長く開花するから? - アタマの中は花畑
花期はジニアと同じ5〜11月頃ですが、ジニアより花期が長いとも言われています。千日草は乾燥させても花色が落ちにくいためドライフラワーとしても親しまれており、そのような背景からも「千日草(千日紅)」という名前が付けられたのかもしれません。
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