私は小さい頃から食べ物の好き嫌いが多かったのですが、大人になってから少しずつ克服しています(それでも他の方に比べたらまだ多いですが…)。そんな私が最近克服した食べ物の一つに、今回取り上げる「めかぶ」があります。
めかぶと言えばネバネバとした食感が特徴で、ご飯との相性も抜群です。ですが私自身、未だにその原料をよく知らないまま食べているのも現実です。パッケージの側面を見ても「原材料:めかぶ」と書かれているだけだったりしますしね。。。
ということで、今回はそんなめかぶの原料・正体について触れてみたいと思います。
めかぶの正体について
めかぶ(和布蕪、芽株)の正体は「わかめの根元の部分」です。わかめは葉、茎わかめは茎の部分をそれぞれ食用にしますが、これに対してめかぶは根元の固い部分を用います。そのため、わかめや茎わかめとは異なるコリコリとした食感が特徴です。めかぶとして食用にされている部分には生殖細胞が集まっており、成実葉(=胞子が作られる部分)・胞子葉(=胞子が付きやすいよう変形した葉)に該当します。
生のめかぶは茶色でヒダヒダの付いた見た目をしていますが、パック売りされているものは加熱処理が施され、細かく刻まれていることが多いです。めかぶ(わかめ)は加熱すると鮮やかな緑色になるため、「めかぶ=緑色」とイメージされる方も多いのではないでしょうか。
名前の由来は?
少し調べてみたのですが「めかぶ」という名前の由来はあまりはっきりしていないようです。昔は「まなかし(海藻根)」と呼ばれていましたが、後にメカブ・メヒビ・ミミ・カブなどと言い換えられるようになりました。現在では、この中の「めかぶ」が呼称として最も浸透しています。
わかめの根元の部分であることや、胞子を作る生殖細胞が集まった部分であることなどが由来し、芽株(メカブ)と呼ばれるようになったのでは?と勝手に思っています。
めかぶがネバネバするのはなぜ?
めかぶといえば、わかめには無い「ネバネバと食感」が何よりの特徴です。このネバネバの正体は一体何なのでしょうか?
めかぶにはアルギン酸やフコイダンなどの水溶性食物繊維が多く含まれており、水に触れることでゼリー状の物質に変化します。この物質こそがネバネバとした食感の正体です。アルギン酸やフコイダンには脂質や糖質の吸収を抑える効果があり、コレステロール値の上昇も防ぎます。
このほかβカロテンやミネラル類も豊富で、実はわかめよりもめかぶの方が栄養価が高いのだそうです。
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