今日は9月30日、早いもので2022年度の上半期が終わろうとしています。今年度に入ったばかりの頃、つまり約半年前に何があったかなーと考えていたところ、ふとソメイヨシノの花を思い出しました。
ソメイヨシノの花に関してはちょうどその頃に記事を投稿したのですが、半年後の今は一体どのような見た目になっているのでしょうか?そこで今回は、ほとんど誰も見向きもしないであろう「開花半年後、つまり開花半年前のソメイヨシノ」を見るため同じ公園へ足を運んでみました。
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開花半年前のソメイヨシノ
開花半年後、つまり開花半年前のソメイヨシノがこちらです。もちろん花が咲いていることはなく、青々とした葉がまだ茂っています。ところどころ黄色に変色した花も見られますが、まだ紅葉と言うには早いかな…という感じです。
もう少し近くから葉を撮影してみました。現在は緑そのものですが、11月にもなれば鮮やかな色合いに変化します。紅葉といえばモミジやイチョウが有名ですが、ソメイヨシノの紅葉も赤・橙・黄色など意外と色鮮やかなのでおすすめです。
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ソメイヨシノの花芽はいつできる?
先程の写真をさらに拡大してみました。葉の付け根をよく見てみると、花芽のようなものが付いていることがわかります。開花までまだ半年ほどありますが、既に来年の春に向けて着々と準備を進めているんですね。調べてみたところ、前年の夏頃には花芽の形成が始まるようです。
なお、ソメイヨシノの芽には花芽(後に花となる芽)と葉芽(後に葉や枝となる芽)の2種類がありますが、今の段階でもある程度見分けることができます。例えばこちらの写真では、ピンク色の丸で囲んだやや丸みのある芽が花芽、緑の丸で囲んだやや尖った芽が葉芽だと考えられます。
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【余談】枝に付いた「卵」の正体は?
ソメイヨシノの葉を観察していたところ、枝の根元に卵のようなものが付いているを見つけました。実はこちらは卵ではなく、イラガと呼ばれる蛾の繭(まゆ)なのだそうです。イラガにはさまざまな呼び名があり、私の地元ではオコゼと呼んでいました。