◎昨年の記事はこちら
【秋桜】コスモスの由来について〜漢字で「秋桜」と表すのはなぜ?〜 - アタマの中は花畑
今年も、昨年と同じコスモス畑に足を運びました。この日はぽかぽか陽気で、長い時間コスモスを楽しむことができました。
目当てはもちろんコスモスだったのですが…ふと足元に目を向けてみると、コスモスに負けず劣らずの花を咲かせる野草を発見しました。いつもなら「この野草の名前は△△△で…」と説明するところなのですが、今回に関しては全く名前の見当がつきません。。。
ということで今回は、このピンク色の花を咲かせる野草の名前から調べてみることにしました。
野草の名前はどうやって調べる?
私の場合、野草の名前を調べる時は画像検索の機能を使って地道に探すことが多いです。例えば今回は検索ボックスに「ピンク 花 野草」と入力し、表示された画像を1枚1枚見ていきました。レンゲ、ネジバナ、イヌタデ、ムラサキツメクサ、ニワゼキショウなどの花が次々と表示される中、ようやく冒頭の写真によく似た野草の画像を見つけました。その写真が掲載されたサイトを訪れてみると、今回私が調べていた野草はヒルザキツキミソウという名前であることが分かりました。
▲レンゲの花
▲ネジバナの花
▲イヌタデの花
▲ムラサキツメクサの花
▲ニワゼキショウの花
ヒルザキツキミソウの概要
科・属名:アカバナ科マツヨイグサ属
種別:多年草
花色:ピンク
花期:5〜7月
原産:北アメリカ
別名:リュウキュウツキミソウ、エノテラなど
花言葉:新しい恋、自由な心、無言の愛など
◎特徴:
北アメリカ原産の帰化植物で、日本では北海道〜沖縄にかけて広く見かけることができます。元々は園芸植物として持ち込まれましたが、繁殖力が強く、現在では各地で野生化しています。ツキミソウと見た目が良く似ていますが、こちらは日中に開花するため「ヒルザキツキミソウ」と名付けられました。
ツキミソウとヒルザキツキミソウの違いは?
概要欄でも少し触れましたが、ツキミソウとフユザキツキミソウはどちらもアカバナ科マツヨイグサ属に属しており、その性質はとても良く似ています。しかしながら以下の点が異なるため、両者の特徴を知っておくと比較的容易に見分けられるようです。
◎ツキミソウの特徴(写真左)
・夕方に開花し翌朝には萎む(一日花)
・開花時は白色で、萎むとピンク色に変化する
・(ヒルザキツキミソウと区別する目的で)ヨルザキツキミソウと呼ばれることもある
◎ヒルザキツキミソウの概要(写真右)
・日中に開花し、その後2〜3日間咲き続ける
・開花時は白っぽいが、その後開花中にピンク色へと変化する
なおヒルザキツキミソウの中でも、開花直後からピンク色の品種を「モモイロヒルザキツキミソウ」と区別することがあります。開花中はほぼ同じ見た目をしているため、この両者の見分けはかなり難しいと言われています。