アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【レインボーフラワー】虹色の花はどうやって作る?作り方と適した花について

◎関連記事はこちら

最も品種の数が多い花とは?〜青いバラが存在しないのはなぜ?〜 - アタマの中は花畑

 

地球上には既に約30万種類の植物が存在すると言われますが、それでもなお「より美味しい作物を作る」「より病害虫に強い品種を作る」といった目的で次々と新しい品種が作り出されています。「今までに見たことのない色の花を咲かせる」ことも品種改良の目的の一つですが、中には数多くの方の努力をもってしても実現が難しい花色も存在します(青いバラ、青いチューリップ、黄色い朝顔など)。

f:id:matundaba79:20221130084934j:image

 

そんな中…こちらの写真では何と虹色の花が咲いています。自然界では到底実現できないであろうこの色合いは、どのようにして作り出されているのでしょうか?

f:id:matundaba79:20221130214056j:image

 

 

レインボーフラワーとは?

レインボーフラワーとは、白い花に染料を吸い上げさせることで花弁を虹色に染めた花のことを指します。人工的に染料を吸い上げさせるため、自然界に存在しない花色でも実現可能な点が特徴です。(※例えば、バラに青い染料のみを吸い上げさせれば「青いバラ」も作り出すことができます)

f:id:matundaba79:20221130214142j:image

見た目がとても華やかなので、プレゼントや記念品のほか、プリザーブドフラワーやハーバリウムなどにも用いられています。

 

レインボーフラワーの作り方

「花を虹色に染める」と言うとハードルが高そうですか、実は自宅でもレインボーフラワーを作ることは可能なのだそうです。必要な材料は主に以下の3点です。

・虹色に染めたい白い花

・食紅またはレインボーフラワー用の染料

・染料を入れる容器(コップなど)

 

私自身まだ作ったことがないため、調べた内容をそのまままとめるだけになってしまうのですが…作り方も意外とシンプルです。使用する染料は必ずしも7色である必要はなく、4〜5色ほど吸い上げさせれば(それぞれの色が混ざり合うため)虹色を再現することができます。但し、色付きにムラが発生しやすいため少々コツが必要なようですが…。

①不要な葉を取り除き、花茎を縦方向に割く(割けるチーズのようなイメージ)

②割いた花茎の先端をそれぞれ異なる色の染料に浸す

③花を固定し、そのまま1日ほど待てばレインボーフラワーの完成

f:id:matundaba79:20221130214157j:image

なお、人工的に染料を吸い上げさせるため「花にダメージを与えてしまうのでは?」と感じる方も少なくないかもしれません。ただ、この点に関しては心配無用です。レインボーフラワーを作る際は(害の少ない)食紅や専用の染料を使用しているため、花としての寿命は染める前のものとほとんど変わらないと言われています。

 

レインボーフラワー作りに適した花は?

レインボーフラワー作りに適した花は、一言で言ってしまえば白い花全般です。染料の色合いをくっきり表現するため、花色が白い点はほぼ必須となります。花の種類に関しては、有名どころではバラ、カーネーション、菊などが挙げられます。このほか、ガーベラ、チューリップ、ダリア、カスミソウなどもそれなりに流通しているようです。

f:id:matundaba79:20221130214124j:image
f:id:matundaba79:20221130214128j:image

 

また、レインボーフラワー作りで欠かせないのが花の鮮度です。新鮮な花の方が吸水力は強いため、染料を多く吸い上げることでより綺麗な色合いになります。

…ということは、自宅の花壇で摘んだ花であれば綺麗なレインボーフラワーが作れるということなのでしょうか?息子達とスライムを作る時に購入した食紅がまだ残っているので、ちょうど良い花が咲いた時には我が家でも試してみるかもしれません。


【!!クーポン配布中!!】 【メール便/送料無料】 共立 食紅 ホームメイド 食用色素 5色セット 粉末 お菓子作り