アタマの中は花畑

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【雑談】ハーブとミントは何が違うの?

突然ですが、皆さまは「清涼感のある葉っぱ」「スースーする葉っぱ」と言われたら何を連想されますでしょうか。我が家の敷地内に植えているものであればローズマリーやアップルミントなどが挙げられますが、これらは俗に「ハーブ」「ミント」と呼ばれる植物達です。

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ここでふと思ったのですが…私達が普段使っているハーブやミントという言葉、その定義に違いはあるのでしょうか?

 

 

ハーブの定義

ハーブ(Herb)とは、葉・茎・花などに特有の香りを持つ有用植物全般のことを指します。料理の香り付け、お茶、香料、防虫、薬などに活用されているほか、鎮静効果(リラックス効果)のある香りも持つものもあります。なお、ハーブとして定義される植物の品種には制約がなく、私達の身近なところでは紫蘇(シソ)や茶(チャノキ)なども含まれます。

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これに対して、実(種子)・樹皮・根などに香りを持つ有用植物は香辛料(スパイス)と呼ばれています(※スパイスのうち葉・茎・花に香りを持つものをハーブ、と定義することもあります)。

 

ミントの定義

ミント(Mint)とは、シソ科ハッカ属に属する植物全般のことを指します。こちらも清涼感のある香りが特徴で、お茶、香料、防虫、薬などに幅広く活用されています。和名では薄荷(ハッカ)と呼びますが、現在ではミントのうちニホンハッカのみを指すことが多いようです。

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そんなミントの代表的な品種としては、ペパーミントやスペアミントなどが挙げられます。日本でも各地で育てられていますが、中には繁殖力が旺盛で、一度定着してしまうと駆除が極めて難しい品種も存在します。

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ハーブとミントの違いは?

ここまでの内容を踏まえると、ハーブとミントの違いは以下のように説明することができます。

◎ハーブ:葉や茎に香りを持つ有用植物の総称

◎ミント:ハーブのうち、シソ科ハッカ属に属する植物の総称

 

したがって、厳密に言えばハーブとミントは同じ植物を指すものではないことがわかります。「ミントはハーブである」が、「ハーブは必ずしもミントではない」ことから、数学的に言えば「ハーブ⊃ミント」ということになります。

(※久し振りにこの記号を使ってみたくなったのですが、かえって分かりにくくなってしまったかもしれません。。。)


ハーブ 種 『ペパーミント』 サカタのタネ/小袋(粒数目安1140粒)