◎前回の記事はこちら(#05秋田県)
【都道府県の花#05】秋田県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第6回となる今回は、山形県の木と花について取り上げたいと思います。
山形県の木について
山形県の木は「さくらんぼ」です。ここでは、さくらんぼの概要についてもご紹介します。
科・属名:バラ科サクラ属
種別:落葉低木
花色:白
花期:3〜4月(品種により異なる)
収穫期:5〜6月(品種により異なる)
原産:ヨーロッパ〜アジア西部
別名:オウトウ(桜桃)、セイヨウミザクラ(西洋実桜)など
花言葉:小さな恋人、善良な教育、上品など
◎特徴:
バラ科サクラ属サクラ亜属に属する樹木のうち、主に実を食用とする品種の総称です。原産地によって大きくヨーロッパ系と東洋系の2系統に分けられ、日本では主にヨーロッパ系(セイヨウミザクラ)の果実のことを「さくらんぼ」と呼びます。但しヨーロッパ系の品種は高温多湿な気候を苦手とするため、日本国内での栽培地域は限られています(※都道府県別の生産量では山形県が頭一つ抜けており、北海道や山梨県がそれに続きます)。一方で暖地桜桃をはじめとする東洋系の品種であれば、西日本でもそれなりに収穫を見込むことができます。
◎暖地桜桃についてはこちら
【暖地桜桃】念願の初収穫!〜小粒でも美味しい暖地さくらんぼ!〜 - アタマの中は花畑
山形県の花について
続いて、山形県の花は「ベニバナ(紅花)」です。こちらも、ベニバナの概要についてご紹介します。
科・属名:キク科ベニバナ属
種別:一年草または越年草
花色:黄、橙、赤
花期:5〜7月
原産:アフリカ
別名:スエツムハナ(末摘花)など
花言葉:装い、化粧、包容力など
◎特徴:
アフリカ原産の一年草(または越年草)で、日本へは奈良時代に渡来したと言われています。古くから天然色素として重宝されており、その際には茎の先端に咲く花を摘み取って用いることからスエツムハナ(末摘花)と呼ばれることもあります。また種子から採れるベニバナ油(サフラワー油)はクセが少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。
山形県の木・花の由来は?
山形県の木としてさくらんぼ、山形県の花としてベニバナが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎さくらんぼ
・万国博覧会の日本開催を記念して県の木を定めることになり、昭和41年に山形県になじみの深い木としてさくらんぼを含む3種類が挙げられた。その後の一般公募により、昭和57年3月31日に制定された。
◎ベニバナ
・NHKの放送開始30年を記念して実施した「郷土の花」事業の公募で候補に挙がり、昭和29年に選出された。その以降県の花として親しまれるようになったことから、昭和57年3月31日に正式に制定された。
◎次回の記事はこちら(#07福島県)
【都道府県の花#07】福島県の木・花について - アタマの中は花畑