◎前回の記事はこちら(#04宮城県)
【都道府県の花#04】宮城県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第5回となる今回は、秋田県の木と花について取り上げたいと思います。
秋田県の木について
秋田県の木は「秋田杉」です。秋田杉とは秋田県に分布する杉のことを指すため、ここでは杉の概要についてご紹介します。
科・属名:ヒノキ科スギ属
種別:常緑高木
花色:─
花期:2月中旬〜4月上旬頃
原産:日本
別名:オモテスギ、ヨシノスギなど
花言葉:雄大、堅実、堅固など
◎特徴:
日本固有の針葉樹で、本州〜九州にかけて広く自生しています(北海道でも植林されている例はあります)。幹が真っ直ぐに伸びることから当初は「直木(スクキ)」と呼ばれ、現在ではこれが転じて「スギ」になったと言われています。真っ直ぐ伸びた幹は木材としても重宝され、人工林の品種別植林面積では日本一を誇ります。
花期は2月中旬〜4月上旬頃で、立春を過ぎるとまずはスギ花粉が飛散し始めます。
◎杉の概要は下記記事からの引用です
【花粉症】スギやヒノキの花粉飛散量はどうやって予想しているの? - アタマの中は花畑
秋田県の花について
続いて、秋田県の花は「フキノトウ(フキ)」です。こちらも、フキの概要についてご紹介します。
科・属名:キク科フキ属
種別:多年草
花色:白、薄黄
花期:2〜3月
原産:日本
別名:フイキ、フーキなど
花言葉:愛嬌、公平、私を正しく認めてくださいなど
◎特徴:
日本原産の多年草で、北海道〜沖縄にかけて広く分布しています。主に茎を食用とする野菜(山菜)ですが、早春に咲かせる花(フキノトウ)も同様に食べることができます。雌雄別株のため雌株には雌花、雄株には雄花が咲きますが、フキノトウとしての味に大きく違いはないと言われています。
「フキ」と呼ばれる植物は野生種も含めて200種類ほど存在しますが、市場に流通しているフキの約7割が「愛知早生ふき」と呼ばれる栽培種です。
秋田県の木・花の由来は?
秋田県の木として秋田杉、宮城県の花としてフキノトウが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎秋田杉
・公募により昭和41年に制定された。美しい木目と強い材質が特徴で、青森ヒバ(青森県)・木曽ヒノキ(長野県)と並んで日本三大美林の1つに数えられるほど有名である。
◎フキノトウ
・NHKの放送開始30年を記念して実施した「郷土の花」事業の公募で候補に挙がり、最終的に植物学者達によって制定された(昭和29年)。秋田県内には秋田蕗と呼ばれる大型のフキが自生しており、その花(フキノトウ)は「バッケ」などの名前で親しまれている。
◎次回の記事はこちら(#06山形県)
【都道府県の花#06】山形県の木・花について - アタマの中は花畑
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