◎前回の記事はこちら(#07福島県)
【都道府県の花#07】福島県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第8回となる今回は、茨城県の木と花について取り上げたいと思います。
茨城県の木について
茨城県の木は「ウメ」です。ここでは、ウメの概要についてもご紹介します。
科・属名:バラ科サクラ属
種別:落葉小高木
花色:白、桃、赤
花期:1〜3月
原産:中国
別名:好文木(コウブンボク)、風待草(カゼマチグサ)、春告草(ハルツゲグサ)など
花言葉:上品、高潔、忍耐など
◎特徴:
中国原産の落葉高木で、日本へは8世紀頃に伝来したと言われています。花を楽しむのはもちろんのこと、漢方薬(烏梅)の原料としても重宝されてきました。その後品種改良が進み、現在では300品種以上が流通しています。庭園などに欠かせない植物の一つですが、日本では人の手が入らないと育つことができず、自生することはほとんどありません。
未熟な実(青梅)は有毒成分を持ちますが、梅干しや梅酒に加工することで毒が抜け、美味しくいただくことができます。
◎ウメの概要は下記記事からの引用です
【梅・桃・桜・杏子】ウメとモモとサクラとアンズの花の違いは? - アタマの中は花畑
茨城県の花について
続いて、茨城県の花は「バラ」です。こちらも、バラの概要についてご紹介します。
科・属名:バラ科バラ属
種別:落葉低木
花色:赤、ピンク、橙、黄、白、複色など多数
花期:5〜6月など(※品種により異なる)
原産:北半球
別名:長春花(チョウシュンカ)、月季花(ゲッキカ)など
花言葉:美、愛など
◎特徴:
バラ科バラ属に属する植物の総称です。日本を含む北半球を原産とし、その原種は150〜200種類ほど存在しています(※原種バラのうち、ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスは日本原産です)。バラが栽培され始めたのは紀元前1500年前後と言われており、その後現在のヨーロッパ・北アメリカ・中近東などを中心に品種改良が進められました。園芸品種を含めた現在の品種数は数万〜10万種にも達し、全ての植物の中で最も品種数が多いことでも知られています。
なお、19世紀半ば以前に開発された品種を「オールドローズ」、それ以降に開発された品種を「モダンローズ」と呼び分けることもあります。
◎関連記事はこちら
最も品種の数が多い花とは?〜青いバラが存在しないのはなぜ?〜 - アタマの中は花畑
茨城県の木・花の由来は?
茨城県の木としてウメ、茨城県の花としてバラが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎ウメ
・毎日新聞社が展開した「緑のニッポン全国運動」の中で県の木を定めることになり、昭和41年にアカマツやウメをはじめとする5種類が候補として挙げられた(※当該の5種類は、茨城県の植物分布を踏まえて選定)。その後の一般公募により、同10月6日に制定された。
◎バラ
・県章や県旗のデザインにバラが使われ(※)、かつ茨城(いばらき)という地名に因むことから昭和41年3月28日に制定された。
※バラをモチーフにした県章・県旗は明治44年にの公募により採用され、その後昭和41年に正式に制定された。平成3年には現在のデザインに一新されたが、こちらもバラの蕾がデザインされている。
◎次回の記事はこちら(#09栃木県)
(気が向いた頃に更新)
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