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【雑談】花弁(花びら)の枚数が最も多い花・少ない花は?

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今年の夏頃に投稿した記事の中で、アサガオの花弁(花びら)についてご紹介しました。アサガオの花弁は1枚のように見えますが…実は花弁同士が根元で繋がっている合弁花(ごうべんか)と呼ばれるもので、本来の花弁は5枚なのだそうです。

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このように、植物によって花弁の見た目や枚数はさまざまです。そこで気になったのですが、数ある植物の中で最も花弁の枚数が多い花・少ない花は一体何なのでしょうか?

 

 

最も花弁の枚数が多い花

私が調べた限りでは、最も多くの花弁を持つ花はラナンキュラスのようです。もちろん品種によってまちまちですが、一般的な花弁の枚数は100〜250枚程度と言われています。八重咲きのバラですら20〜100枚程度なので、ラナンキュラスの花弁の多さが際立ちますね。

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なお上記はあくまでも一般的な枚数であり、品種によってはラナンキュラスを上回るケースもあります。例えば蓮や桜に関しては、花弁の枚数が数百〜数千枚に及ぶこともあるようです。

 

最も花弁の枚数が少ない花

こちらは何となく想像が付くかもしれませんが、花弁を全く持たない花も存在します。花弁が0枚の植物としては、イネ科の植物や裸子植物(=胚珠(種子の元となる部分)が剥き出しになっている植物の総称)が挙げられます。

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このほか、花弁があるように見えるものの実は花弁が0枚の植物も存在します。例えば、ポインセチア・ドクダミ・アネモネなどの花弁に見える部分は苞(または苞葉、総苞片)と呼ばれる葉が変化した器官で、実際には花弁を持ちません。但し「苞を持つ=花弁が0枚である」かと言ったら必ずしもそうではなく、アジサイやハナミズキのように「花弁のように見える苞」と「本当の花弁」の両方を併せ持つ花もあります。

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花弁の枚数が多いようで、実は少ない花

「花弁の枚数が多い花は何?」と聞かれた場合、タンポポや菊、ガーベラなどを連想される方もいらっしゃるかもしれません。パッと見では多くの花弁を持っているようにも見えますが…実は、これらの花は全て花弁1枚です。

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先程挙げたキク科の花は「集合花(または頭花)」と呼ばれるもので、小さな花がたくさん集まることで1つの大きな花を形成しています。したがって、花弁の枚数を数える場合は小さな花ごとになるため、いずれも花弁1枚としてカウントされます。

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