◎昨シーズンの記事はこちら
【経過観察】水栽培ヒヤシンスの成長記録(2022-2023シーズン) - アタマの中は花畑
毎年恒例になりつつありますが、今シーズンもヒヤシンスの水栽培を開始しました。昨シーズンは屋外管理の期間を伸ばすことにより、ようやく室内でも綺麗な花を咲かせることができました。今シーズンも同じ管理方法にしているため、また綺麗に咲いてくれるのでは?と期待しているところです。
ただ昨シーズンほぼ同じ内容になってしまうため、今回はブログでも取り上げないつもりだったのですが…少し面白そうな球根を見つけたためご紹介できればと思います。
分球した球根を発見!
水栽培の場合は1シーズンで球根がかなり小さくなってしまうため、毎回ホームセンターで新しい球根を購入するようにしています。そんな中、購入した球根の中に分球したものを発見しました。私が覚えている限りでは、分球したヒヤシンスの球根が入っていたのは初めてかもしれません。
本来であれば球根を切り分けてから栽培するべきなのですが、今回は敢えてそのまま育ててみることにしました。そのままだと球根の幅が広く、水栽培の容器には収まらなかったのですが…少し水位を上げることで対処しています。2つの花が同時に咲いてくれればかなりの見栄えになりそうですが、果たしてどうなるでしょうか?
ダッチ系ヒヤシンスの分球は珍しい!?
ヒヤシンスには大きくダッチ系・ローマン系の2系統があり、水栽培に用いられるのは主にダッチ系ヒヤシンスです。ダッチ系ヒヤシンス(写真左)は花の見栄えが豪華な反面、球根の自然分球は難しいと言われています。一方でローマン系ヒヤシンスは花数こそ少ないものの、ダッチ系に比べて球根が自然分球しやすい特徴を持ちます。私が購入したのはもちろんダッチ系ヒヤシンスですので、今回のように自然分球した球根を見かけるのは稀であると考えられます。
◎ダッチ系ヒヤシンス・ローマン系ヒヤシンスの違いについてはこちら
ダッチ系ヒヤシンスの球根の増やし方は?
ダッチ系ヒヤシンスの球根が分球し得ることは今回のケースで分かりましたが…分球自体が稀ということは、球根を増やすことも難しいと予想されます。しかしながら、あるひと手間を加えることで、ダッチ系ヒヤシンスの球根も比較的容易に増やすことができます。
具体的には、休眠期にあたる夏に球根を掘り上げ、十文字に切り込みを入れた上で風通しの良い場所で保管するだけです。こうすることで、切れ目付近に小さな球根ができるのだそうです。この球根をそのまま土に植えて育てることにより、2〜3年後には開花可能なサイズまで成長します。切れ込みを入れたことで元の球根は枯れてしまいますが、その代わりに新しい球根が複数形成されるため、結果として球根の数を増やすことができます。私自身まだ試してみたことはないのですが…長期企画として実践してみるのも面白そうです。
追伸:
私自身は本日で仕事納めとなり、明日からは少し長めの冬休みをいただく予定です。新年の挨拶を除き、お休み中は12月中に書き溜めていた記事を自動投稿する予定です(※「都道府県の花」シリーズを一気に更新します)。少し早めのご挨拶となりますが、2024年も引き続きよろしくお願いいたします。
◎次回の記事はこちら
(経過観察の結果について、春先に更新予定)