◎前回の記事はこちら(#11埼玉県)
【都道府県の花#11】埼玉県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第12回となる今回は、千葉県の木と花について取り上げたいと思います。
千葉県の木について
千葉県の木は「イヌマキ(マキ)」です。ここでは、イヌマキの概要についてもご紹介します。
科・属名:マキ科マキ属(イヌマキ属に分類されることもあり)
種別:常緑高木
花色:─(花弁なし)
花期:5〜6月
原産:日本、中国、台湾
別名:マキ、クサマキなど
花言葉:慈愛など
◎特徴:
日本、中国、台湾などを原産とする常緑高木で、日本では関東〜沖縄地方にかけて分布しています。雌雄異株のため、木によって雌花のみを咲かせる雌株と、雄花のみを咲かせる雄株の2種類に分けることができます。また強風や潮風に強く、防風林として植栽されることもあります。
同じく園芸用として植栽されるラカンマキによく似ていますが、ラカンマキはイヌマキより樹高が低く(※イヌマキは高木、ラカンマキは小高木)、かつ葉が小さく尖っていることから区別することができます。
◎イヌマキの概要は下記記事からの引用です
【犬槙】イヌマキの実、食べているのはどの部分? - アタマの中は花畑
千葉県の花について
続いて、千葉県の花は「なのはな」です。こちらも、なのはなの概要についてご紹介します。
科・属名:アブラナ科アブラナ属
種別:二年草
花色:黄
花期:2〜5月
原産:ヨーロッパ、西アジア
別名:アブラナ、セイヨウアブラナ、ナタネなど
花言葉:快活、明るさなど
(※ここではアブラナの概要を記載)
◎特徴:
アブラナ科アブラナ属に属する植物の総称で、主にアブラナ(在来種)やセイヨウアブラナ(洋種)の別名として用いられています。早春に黄色い花を一斉に咲かせるため「菜の花畑」として親しまれているほか、野菜や菜種油の原料としても知られています。
ちなみに、野菜として用いられるのは在来種のアブラナ、菜種油として用いられるのはセイヨウアブラナが多いのだそうです。
◎なのはなの概要は下記記事からの引用です
【菜の花】菜の花って一体何の花?その正体はあの野菜だった! - アタマの中は花畑
千葉県の木・花の由来は?
千葉県の木としてマキ、千葉県の花としてなのはなが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。
◎マキ
・毎日新聞社が展開した「緑のニッポン全国運動」の中で県の木を定めることになり、昭和41年7月にイヌマキ(マキ)、ケヤキ、マテバシイ(トウジイ)の3品種が候補として挙げられた。その後の一般公募によりイヌマキが選定され、同9月29日に名称を「マキ」に改めた上で正式に制定された。
◎なのはな
・昭和29年4月にNHKが主体となり実際した公募によって選定された。その後正式に制定はされていないが、千葉県の花=なのはなとして現在まで親しまれてきている。
◎次回の記事はこちら(#13東京都)
【都道府県の花#13】東京都の木・花について - アタマの中は花畑