◎昨シーズンの惨事はこちら
【水栽培】ヒヤシンスの花茎が伸びずに開花するのはなぜ? - アタマの中は花畑
昨年11月末、我が家では毎年恒例となっているヒヤシンスの水栽培を開始しました。昨シーズンは暖かい場所で長期間管理してしまったがために、綺麗な花を咲かせることができませんでした。ということで、今シーズンは前回の反省を踏まえた「リベンジ」の位置付けになります。
本記事では、球根のセット〜開花までの様子を定点観察風にお送りしたいと思います。
- 栽培1日目(11月27日)
- 栽培8日目(12月4日)
- 栽培19日目(12月15日)
- 栽培32日目(12月28日)
- 栽培56日目(1月21日)
- 栽培67日目(2月1日)
- 栽培69日目(2月3日)
- 栽培70日目(2月4日)
- 栽培73日目(2月7日)
- 栽培74日目(2月8日)
- 栽培76日目(2月10日)
- 栽培78日目(2月12日)
栽培1日目(11月27日)
今回も通常サイズの球根(≠水栽培用の巨大球)を5球購入してきました。水栽培用の容器もちょうど5個持ち合わせていたのですが、うち1個をクロッカス用に使ったため、残りの4個にそれぞれ球根をセットしました。球根をセットした後は、屋外の冷暗所(小型倉庫内)に移動させておきました。
※今回セットしなかった残り1球は、花壇の片隅に植え付けて楽しんでいます。
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栽培8日目(12月4日)
球根のセットから1週間ほど経過したところで、徐々に根が伸び始めました。(撮影のため)一時的に明るい場所へ移動させていますが…まだ根が伸び切っていないため、この後再び冷暗所に戻しました。
また4球のうち白い球根(写真右側)のみ、成長が思わしくないような気がしています。一応根は伸びているので、もう少しだけ様子を見てみたいと思います。
栽培19日目(12月15日)
容器の真ん中くらいまで根が伸びてきたため、この日から明るい場所へ移すことにしました。昨シーズンはこの時点で室内へ入れてしまったのですが、今回はあと1カ月ほど屋外(室外機の横)で管理します。
※なお、白い球根はほとんど成長が見られなくなってしまいました。この数日後、球根が腐り始めてしまったため栽培を断念することにしました。
栽培32日目(12月28日)
容器の縁に鳥の糞を落とされるハプニングこそありましたが、残りの3球はいずれも順調に成長しています。葉の成長はさすがに緩やかですが、冷暗所で管理していた時よりも一層力強くなった…気がします。
栽培56日目(1月21日)
明るい場所(屋外)での管理を始めてから1カ月以上が経過しました。室外機の横(自宅の北側)の日当たりはお世辞にも良くありませんでしたが、それでも着実に葉を伸ばしてくれていました。根張りに関しては、容器の体積が大きい奥側の方が良いようにも見えます。
葉に関しては向かって右前の生育が良く、よく見ると中央部分から蕾が顔を出し始めていました。こんな寒い屋外でももう蕾が出てくるんですね。この後暖かい室内へ移動させれば、さらに成長が加速しそうです。
以前調べたところによると、1月中旬以降は室内で管理しても問題ないようです。そのため、強い寒波が襲来する前にさっさと移動させてしまうことにしました。
室内へ持っていったところ、早速息子達が興味深そうに葉をつついたりしていました。
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栽培67日目(2月1日)
やはり暖かい室内に移動させてからは成長が早く、既に花茎が伸び始めました球根もありました。この時点で昨シーズンのような惨状(花茎が極端に短い状態で開花)にはならないことが確定し、内心ほっとしていました。
※以降、成長スピードの早いものから球根①、球根②、球根③と記載します。ちなみにこちらは球根①を撮影したものです。
栽培69日目(2月3日)
球根①の花が咲き始めました。開花当初は白かと思っていたのですが、どうやら薄いピンク系統だったようです。
栽培70日目(2月4日)
球根①の花が半分ほど開花し、室内に甘い香りが漂ってきました。この甘い香りは「グリーンノート」とも呼ばれ、リラックス効果を持つとされています。同系統の香りを持つ花としてはジャスミンやスズランが挙げられ、いずれも心地の良い香りを楽しませてくれます。
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栽培73日目(2月7日)
球根①の花茎がすごい方向に曲がってしまいましたが、これでも花茎は折れておらず活き活きとしています。そして球根①に引き続き、赤紫系統の球根②も開花し始めました。
栽培74日目(2月8日)
球根②が開花し、甘い香りが漂い始めました。一方で球根①の花茎はやや持ち返しましたが、見頃は過ぎたようでほとんど香りを漂わせなくなりました。
栽培76日目(2月10日)
そして最後の球根③も開花しました。球根③に関しても、球根②と同じく赤紫系統の花でした。
こうして、撤収直前の球根①と合わせて「3株揃い踏み」となりました。これまで私が育ててきたヒヤシンス(水栽培)の中で、最も綺麗に開花してくれたような気がします。今回のような室内栽培であっても、事前に寒い場所で管理しておくことが大切なんですね。
栽培78日目(2月12日)
球根③が全盛期を迎えた頃、最も早く開花した球根①は花茎を折り取り、水栽培を終了することにしました。
とはいえ、そのまま捨ててしまうのも勿体無いので、現在は花壇の片隅に植え付けています(その後、球根②・球根③も同様に植え付けました)。このまま5月くらいまで育て、せめて来シーズンも花壇で楽しめるくらいには球根を太らせたいものです。
※ちなみに、水栽培開始時点で花壇へ植え付けた1球は現在こんな状態です。室内と屋外でここまで成長スピードが違うものなんですね。こちらの開花はまだ先になりそうですが、どんな色の花が咲くか今から楽しみです。