アタマの中は花畑

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【マメアサガオ】道端で咲く薄ピンク色の小さな花の名前は?

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9月に入り2学期が始まりましたが、長男の間引き朝顔はまだまだ元気に花を咲かせています。今朝も青紫の花が3輪開花し、明日開花しそうな蕾も見られたので、この先しばらくは楽しめそうです。

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その後会社へと出発したのですが、その道中で薄ピンク色の小さな花を見つけました。朝顔のような見た目をしていますが、本当に朝顔の仲間なのでしょうか?

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この花の名前は?

今回見かけた花の名前について早速調べてみたところ、マメアサガオと呼ばれる植物であることがわかりました。名前に「アサガオ」が付いているため、朝顔と何かしらの関係があることは間違いなさそうです。ということで、まずはマメアサガオの概要について簡単にご紹介したいと思います。

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科・属名:ヒルガオ科サツマイモ属

種別:一年草

花色:薄ピンク、白

花期:7〜9月

原産:北アメリカ

別名:ヒメアサガオ、ヒラミホシアサガオなど

花言葉:固い絆など

◎特徴:

北アメリカ原産の帰化植物で、日本では関東〜沖縄地方にかけて分布しています。朝顔によく似た花を咲かせますが、サイズが小さい(直径1.5cm程度)ことからその名が付けられました。薄ピンク〜白の花を朝一斉に咲かせますが、昼頃には萎んでしまいます。

なお、マメアサガオのうちピンク色の花を咲かせる個体に関しては、「ベニバナマメアサガオ」と呼び分けることがあります。

 

朝顔の原種について

マメアサガオは、園芸用の朝顔と同じくヒルガオ科サツマイモ属に属する植物です。しかしながら、マメアサガオを品種改良したものが園芸用の朝顔…という訳ではありません。両者は近縁種であるものの、進化の過程が異なることから別の種として認識されています

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ちなみに、朝顔の原種は薄い青色の小さな花を咲かせます。その性質から真っ先にアメリカアサガオを思い浮かべたのですが、残念ながらこちらも原種ではないようです。もう少し調べてみたところ、中国・北京の天壇公園で採取された「北京天壇」と呼ばれる品種が原種に最も近いことがわかりました。この種が日本へ渡来し、品種改良を繰り返したことでさまざまな園芸品種が誕生した…という説が有力です。

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▲アメリカアサガオの花(参考)

 

道端で見かける「朝顔っぽい植物」

今回取り上げたマメアサガオ(ベニバナマメアサガオ)やマルバアメリカアサガオのように、道端で「朝顔っぽい植物」を見かける機会は意外と多いものです。代表的な品種としては以下が挙げられます。サツマイモ属とヒルガオ属が混在していますが、どちらも伸ばした蔓の先に漏斗状の花を咲かせます。

・アメリカアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)

・ノアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)

・ハマヒルガオ(ヒルガオ科ヒルガオ属)

・ヒルガオ(ヒルガオ科ヒルガオ属)

・ホシアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)

・マメアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)

・マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)

・マルバルコウソウ(ヒルガオ科サツマイモ属)

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▲ヒルガオの花

 

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▲マルバルコウソウの花