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【古代米④】バケツ田んぼのその後〜バケツの中に生態系ができた!?〜 - アタマの中は花畑
1か月ほど前に挑戦を開始した古代米栽培。30粒中わずか1本しか成長しませんでしたが、何とか田植えまでこぎつけました。
また、植物や生物が誕生した田んぼビオトープの様子についてもお送りしたいと思います。
念願の田植え!
田植えを行ったのは一昨日(5月13日)のことでした。この時の草丈は8cmほどで、2枚目の葉が大きく成長していました。この時点では、普通の稲の苗とほとんど見た目が変わらないですね。
この苗を、以前用意しておいたバケツ田んぼに植え付ければ田植えは完了です!たった1本なので、10秒ほどの作業でした。笑
まだまだ頼りないですが、ここから株が増えてくれることを祈るばかりです。
田んぼビオトープの現在
前回の記事で、実家から譲ってもらった田んぼの土に水を注いだところ、ミジンコ・ホウエンエビ・ウキクサが誕生したことをご紹介しました。
前回時点では肉眼でようやく判別できるくらいの大きさだったホウネンエビは、今日時点でははっきりわかるくらいまでまで成長していました。どうやら、バケツの中では数匹が優雅に暮らしているようです。
ミジンコの写真は割愛しますが、じっと見ていると気持ち悪く感じてしまうくらいの数に増えていました。我が家のバケツ、そんなに環境が良いのでしょうか…?
ウキクサは葉が2枚に増え、徐々に存在感を増してきました。今はバケツの隅に寄っていますが、バケツ中がウキクサに覆われる日もそう遠くないのかもしれません。
謎の植物を発見!
田んぼビオトープをよく見ると、泥の中から何やら別の植物が発芽したようです。この小ささではさすがに判別できないですね…。
せっかくなので、このまま成長を見守ってみることにします。一体どんな植物なのでしょうか…?
田植えに最適な苗の本数は?
今回は苗が1本しかなかったためどうしようもなかったのですが、本来の田植えでは複数本の苗をまとめて植えるのが一般的です。実家の田植え機でも、1箇所あたり4〜5本の苗を植えていました。
では、田植えに最適な苗の本数は本当に4〜5本(1箇所あたり)なのでしょうか?
唐突に出てきたこの疑問、実は小学生時代に私が行った自由研究のテーマだったりします。そのため、ここから記載する内容はあくまで「私の自由研究の結果」となりますのであしからず。
当時の自由研究は、今回のようなバケツ田んぼを10個作り、それぞれのバケツに苗を1〜10本ずつ植えるというものでした。その後は同じ条件で育てて「収穫量の最も多いものが最適な苗の本数である」という仮説を立てていました。
(※実家周辺は元々稲の収穫時期が早く、8月下旬には稲刈りを行います。そのため、夏休みの宿題にもギリギリ間に合います)
ざっくり結果をまとめると以下のとおりでした。最も収穫量が多かったのは苗5本のときで、今見てもかなり順当な結果だったようです。
◎苗1本あたりの分げつの本数
→苗1本が最も多く、苗10本が最も少ない
◎分げつ(稲の枝分かれ)の総本数
→苗10本が最も多く、苗1本が最も少ない
◎稲穂1本あたりの稲の粒数
→苗1本が最も多く、苗10本が最も少ない
◎苗1本あたりの稲の収穫量
→苗1本が最も多く、苗10本が最も少ない
◎稲の総収穫量
→苗5本が最も多く、苗1本または10本に近づくほど少ない。最も少なかったのは苗1本。
あくまでも私の自由研究の結果なので一概には言えませんが、きちんと苗4〜5本ずつを植え付ける田植え機ってよくできていますね。
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【古代米⑥】田植え後1か月の成長記録〜分げつとバケツビオトープの生態系について〜 - アタマの中は花畑