アタマの中は花畑

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【古代米⑥】田植え後1か月の成長記録〜分げつとバケツビオトープの生態系について〜

◎前回の記事はこちら

【古代米⑤】念願の田植え!〜田植えに最適な苗の本数は?〜 - アタマの中は花畑

 

早いもので「田植え」から1か月が経過しました。(苗が1本しか育たなかったため)田植え時点ではかなり貧弱な見た目でしたが、分げつが始まり少しはマシな姿になったかな…?という印象です。

 

今回は、田植え後1か月の成長記録と、バケツビオトープに現れた生態系についてご紹介したいと思います。

 

 

田植え後1か月の成長記録

まず、田植え後1か月の成長の様子について、定点観察風にお送りします。稲よりも周りの雑草の方が目立っているような気がしないでもないですが、中央の稲もかなり大きくなりました。

 

※本来であれば周りの雑草は抜き取った方が良いのだと思いますが…生態系の観察もしてみたいので、ひとまずそのままにしています。稲の生育に大きく影響を及ぼさない限りは、抜かずに見守るつもりです。

 

◎5月13日撮影

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◎5月29日撮影

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◎6月3日撮影

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◎6月14日撮影

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待ちに待った分げつ!

6月上旬頃までは茎が1本だったのですが、最近になりようやく分げつ(分蘖)が始まりました。現在は3本ですが、ここから中干しまでの間にどこまで増えるでしょうか…?

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◎分げつについてはこちら

【グラスジェムコーン③】トウモロコシの収穫量を増やす秘訣は脇芽(分げつ)を取らないこと!? - アタマの中は花畑

 

バケツビオトープの生態系

さて、冒頭でも少し触れましたが…我が家のバケツ田んぼはご覧の通り、稲以外の植物・生物の楽園と化しています(※便宜上、バケツビオトープと呼ぶことにします)。元々は、実家のトラクターに付着していた田んぼの土を分けてもらっただけなのですが、そんな土にも植物の種や生物の卵がたくさん含まれていたんですね。

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以前の記事でも何度か取り上げましたが、バケツビオトープの現在の生態系についても改めてご紹介したいと思います。

 

植物編

まずは稲よりも目立っている植物達から。一番目立っているのはこちらのチョウジタデ。水田や休耕田によく見られる雑草で、茎が赤いのが特徴です。ちなみにチョウジタデという名前ですがタデ科ではなく、アカバナ科に属する植物です。

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こちらはコナギ。ホテイアオイの仲間ですが、水面に浮かんでいる訳ではなく、しっかり泥の中に根を張っています。
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この他、ミゾハコベ(右上)も多く見つかりました。写真中央の水草みたいな草も気になったのですが、こちらは名前分からずでした。。。
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こうした水田に生える雑草を総称して「水田雑草(すいでんざっそう)」と呼ぶそうです。名前そのままですね。

 

生物編

続いては生物編です。まずご紹介するのが、以前の記事でも取り上げたホウネンエビです。元々は3匹いたのですが、現在は1匹しか見当たりませんでした。f:id:matundaba79:20200615082415j:image

 

別の角度から撮影すると、尻尾が赤くなっていることがわかります。尻尾が赤いことからタキンギョ(田金魚)の別名を持ちます。

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続いてはミジンコ。理科の授業でもお馴染みの微生物ですが、微生物の中では比較的サイズが大きいことから、肉眼でも確認することができます。恐らく、我が家のバケツビオトープに最もたくさん生息している生物です。
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▲赤っぽい点々がミジンコです。正体を知らずに見ると、ウヨウヨしていて正直気持ち悪く感じてしまいます。。。

 

最後にご紹介するのがカイミジンコ。名前の通りミジンコの仲間で、本ブログでは初登場の新参者です。指先よりもずっと小さいサイズなのに、立派に貝殻を持っています。
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稲の成長、そして生態系がどのように変化していくのか…?(私的には)今後も目が離せません。

 

◎次回の記事はこちら

【古代米⑦】いよいよ中干し!〜中干しの効果と時期は?〜 - アタマの中は花畑