◎前回の記事はこちら
【ハイビスカス】毎年花を咲かせる方法は?〜室内冬越しで2年目の開花に成功!〜 - アタマの中は花畑
今回は、梅雨明け後の開花状況が対照的な2品種について取り上げたいと思います。
まずは「1000輪咲きヒマワリ」でお馴染みのサンビリーバブル。今年は開花数を計測しているのですが、7月まではなかなか開花せず、7月末時点の累計開花数は30輪にも達しませんでした。ところが梅雨が開けた8月からは開花数が増え始め、本日時点の累計開花数は100輪を超えています。
◎関連記事はこちら
【1000輪咲きヒマワリ】本当に1000輪咲くの!?〜凡人が育てたら何輪咲くか検証してみる(進行中)〜 - アタマの中は花畑
一方で…サンビリーバブルとは対照的に、梅雨明け後全く咲かなくなってしまったのがハイビスカスです。7月中はそれなりに咲いていたのですが…ハイビスカスに一体何があったのでしょうか?
ハイビスカスの花が咲かなくなった…?
現在のハイビスカスがこちらです。枝自体は元気に伸びているのですが、8月に入ったあたりからパタリと咲かなくなってしまいました。
蕾も見られるのですがまだまだ小さく、本当に開花してくれるのかは怪しいところです。花を見てもらうため、現在は人目に付きやすい玄関前に置いているのですが…これでは単なる観葉植物です。もちろん葉だって見応えはあるのですが、ハイビスカスに求めているのはそこではありません。。。
梅雨真っ只中の7月は2〜3日おきに開花していたのですが、その後ハイビスカスに何があったのでしょうか?
▲開花していた頃のハイビスカス(7月撮影)
ハイビスカスは暑さに弱かった!?
今回の私のように、夏が本格化するまでは花が咲いていたにも関わらず、真夏になった途端急に咲かなくなった!という場合はまず暑さを疑った方が良いかもしれません。ハイビスカスは暑さにとても強いイメージがありますが…実は極端な暑さは苦手なのだそうです。具体的には、気温が30℃を超えたあたりから花付きが徐々に悪くなっていくようです。
特に鉢植えで育てている場合は、コンクリートの照り返し等で鉢内の温度が上昇しやすいので要注意です。夏の間だけは気温の上がりにくい場所へ移動させる、日中の水やりは避ける(水温が上昇し、かえって株を痛めてしまう)などの工夫が必要です。
ちなみに我が家の状況は以下のとおりで、まさに上記の事例に合致します。
①梅雨が明けて気温が上昇した8月より急に花が咲かなくなった
②ハイビスカスは鉢植えで、玄関先のタイルの上で育てている
この記事を書き終えたら、すぐに涼しい場所へ移動させてあげようと思います。今ついている蕾も、環境を変えたら開花してくれる…はずです。
その他:花が咲かない原因は?
ハイビスカスの花が咲かなくなる原因は、暑さ以外にもたくさんあります。ここでは原因のうちいくつかご紹介したいと思います。
①肥料不足
花を咲かせるためにはそれなりの養分が必要です。そのため土中の養分が不足していると、花付きが悪くなってしまうようです。肥料の与え過ぎはNGですが、適度な追肥を心掛けましょう。
②根詰まり
ハイビスカスの株に対して鉢が小さ過ぎる場合、根詰まりを起こして花付きが悪くなります。この場合は、一回り大きな鉢に植え替えるなどして様子を見てみましょう。
③花殻の摘み忘れ
花殻を摘み忘れて実ができていた場合、実に養分を取られて花付きが悪くなることがあります。種を採ることが目的でなければ、花殻は早めに摘み取っておいた方が良いでしょう。
◎次回の記事はこちら
【ハイビスカス】葉がベタベタする原因はカイガラムシのせい!? - アタマの中は花畑