9月はあまり花壇の手入れができなかったため、冬〜春に向けてここから急ピッチで準備を進めていきたいと思います。今回、春咲きの花として種を蒔いたのがこちら。
皆さまはこの花のことを何と呼んでいるでしょうか?私は小さい頃から「矢車草」と呼んでいたのですが、「矢車菊」という呼び名もよく耳にします。結局のところ、矢車草と矢車菊はどちらがより一般的な名前なのでしょうか?
矢車菊(矢車草)の概要
科・属名:キク科ヤグルマギク属
種別:耐寒性一年草
花色:青紫、紫、ピンク、白など
花期:4〜7月
原産:ヨーロッパ
別名:セントーレアなど
花言葉:繊細、優美、教育、信頼など
◎特徴:
ヨーロッパ原産の耐寒性一年草で、放射状に咲く花が矢車に見えることからその名が付けられました。原種は一重咲きですが、現在では品種改良により八重咲きの品種が多く出回っています。また、花はドライフラワーなどにも加工されています。
矢車菊・矢車草のどちらが一般的?
さて、矢車菊(ヤグルマギク)と矢車草(ヤグルマソウ)の大きく2つの呼び名があるこの花ですが、どちらがより一般的な呼び方なのでしょうか?
調べてみたところ、少し前までは矢車草と呼ばれることも多かったようですが、最近になり矢車菊で統一されるようになったそうです。図鑑の表記も矢車菊となっていることから「現在は矢車菊(ヤグルマギク)と呼ぶことが一般的」と言えそうです。
矢車草から矢車菊に呼び名が変わった経緯には、全く同じ名前の「ヤグルマソウ」が深く関わっています。このヤグルマソウはユキノシタ科ヤグルマソウ属の植物で、今回のテーマである矢車菊(矢車草)とは全く別の品種です。この植物との混同を避けるために、キク科の矢車草は「矢車菊」の呼び名で統一されるようになったと言われています。
▲ヤグルマソウ(ユキノシタ科)の花
我が家の矢車菊
ここからは我が家の花壇に話を移しますが、今回はこちらの矢車菊を育ててみることにしました。最近の記事ではお馴染みのダイソーの種です。
種の先端には毛が生えており、バドミントンのシャトルのような見た目をしていました。こちらの種をお馴染みの苗床に蒔き、水やりを続けてきました。
芽が出てきたのは種を蒔いてなら約1週間後のことでした。矢車菊の葉は細長いため双葉も細長い形状をしているかと思いきや、意外と丸みを帯びた形なんですね。
ここまでは順調に育っているように見えるのですが…実はこの後ヨトウムシ・ネキリムシの仕業と思われる食害を受けてしまい、一部の芽が姿を消してしまいました。先日のネモフィラに続いての被害です。。。
ここまで被害が続くとなると、何かしらの対策を打つ必要がありそうですね…。
◎ヨトウムシの食害についてはこちら
【ネモフィラ②】発芽したばかりの芽が茎だけになった!芽を食べたのはヨトウムシ!? - アタマの中は花畑