2年目の秋を迎えた我が家のオリーブ。植え付け1年目の昨年は30個弱の実が収穫できたため今年も期待していたのですが…何と今年の収穫はゼロで終わることになりそうです。花は咲いていたので、人工授粉を怠ってしまったのが原因かもしれません。。。
◎1年目の収穫についてはこちら
【オリーブ】こちらも初収穫!塩と水だけでアク抜きに挑戦中。 - アタマの中は花畑
実の収穫が見込めないため、残った葉を少しでも有効活用できないか調べていたところ「オリーブ茶」なるものが作れることを知りました。庭に生えているオリーブの葉を使って気軽にお茶が作れるのであれば、我が家にとってはとても有難いことです。
今回はオリーブ茶作りに初挑戦してみたので、その様子をお送りしたいと思います。
オリーブ茶とは?
本記事では、オリーブ茶=オリーブの葉を使ったお茶のことを指します。一般的なお茶は「茶」という植物の葉を使用していますが、今回取り上げるオリーブ茶は「オリーブ」の葉を使用します。
オリーブの葉には茶の数倍ものポリフェノールが含まれており、優れた抗菌・抗酸化作用を持っています。そのためオリーブ茶には、風邪・インフルエンザ予防のほか、高血圧や生活習慣病(糖尿病など)にも効果があるとされています。
早速葉を収穫!
そうと決まったら、早速オリーブの葉を収穫しましょう。オリーブの葉は収穫する場所によって以下のような特徴があります。
・新しい葉→風味は少ないがポリフェノールの含有量は多い
・古い葉→風味は増すが、古過ぎる葉だと雑味も増す
今回は、両者の中間くらいの葉(下記写真の赤丸部分。今年の春頃に伸びたと思われる葉)を収穫することにしました。オリーブの葉は一年中収穫できますが、冬場は風味が落ちるため、春〜秋(特に春)に収穫するのが良いそうです。
収穫したオリーブの葉がこちら。今回はお試しのため、収穫した葉は少なめです。
収穫した葉は軽く水洗いした後、熱湯で1分程度茹でておきます。あまり長く茹で過ぎると風味が落ちてしまうようです。
茹で終わった葉は軽く水分を拭き取った後、風通しの良い日陰で干します。ここで、昨シーズンに購入した万能干し網が大活躍しました。
乾燥が終わればいよいよお茶作り!
葉を干し始めてから数日、水分は完全に抜け、手で簡単に砕ける程度まで乾燥しました。この時点では、その辺に落ちている落ち葉と何ら変わらない匂いがします。
乾燥した葉はハサミで三等分くらいに切り分けておきました。少し細かくしておいた方が成分が染み出しやすく「お茶っ葉」としても扱いやすくなります。
続いて、切り分けた葉をフライパンに入れ1〜2分程度炒って焙煎させます。炒る時間が長いほど香ばしいお茶になるようですが、今回は少し控えめにしておきました。
炒り終わった葉がこちらです。全体的に茶色っぽくなり、お茶らしい良い香りが漂ってきます。
あとは一般的なお茶と同様に、お湯を注いで待てば完成です。これがなかなか美味く、妻も絶賛していました。
おわりに
今回は、自宅の庭に生い茂っていたオリーブの葉を使ってお茶を作ってみました。あまり手間をかけずに作れる割にはかなり本格的な味で、少し感動してしまいました。
オリーブ=実を食べるイメージですが、葉も有効活用することができます。自宅にオリーブの木があれば、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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