アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【花壇】土作りによる粘土質の土の改良方法は?

長らく殺風景な状態が続いている我が家の花壇ですが、11月に植え付けたチューリップがようやく芽を出し始めました。少しずつですが、春に向けて花壇が賑やかになっていきそうです。

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さて、本日のテーマはチューリップ…ではなく、その周りの土についてです。我が家に花壇ができたのは2019年6月のことだったのですが、それから約1年半が経過した現在でもご覧のような「粘土質の土の塊」がゴロゴロしている状態です。。。

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当初からこの土質には悩まされていたのですが、植物を育てているうちに自然と土もほぐれていくだろう…と考えていました。ところが現実はそこまで甘くなく、現在でも土質の改善には至っていません。このままでは植物にとっても良くないので、土壌改良(土作り)について少し真面目に考えてみようと思います。

 

 

粘土質の土のデメリット

まず「植物を育てるにあたり、粘土質の土は良くない!(※)」とよく言われますが、そもそも粘土質を使うことにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

(※粘土質の土に適した植物も少なからず存在するようです)

 

①水捌けが悪い!

まずは何と言ってもこちらです。粘土質の土は通常の土に比べて粒子が細かく、密度が高い性質を持ちます。そのため冒頭の写真でも取り上げたように、石のような塊になってしまいがちです。粘土質の土は水持ち(保水性)が良い反面、水捌け(水の通り)が非常に悪いことでも知られています。多くの植物の場合、水捌けが悪い土で育てると生育不良を起こしたり、根腐れの要因となってしまったりします。

 

②植物が根を伸ばしにくい!

①でも記載しましたが、粘土質の土は粒子の密度が高いため、空気や水の入る隙間ができにくい性質を持ちます。つまり、植物が根を伸ばすための隙間も確保しにくいことを意味しています。肥料によって土を肥沃にしたとしても、粘土質の土が「壁」となり植物が根を伸ばせないのであれば、その効果は薄れてしまいます。

 

土壌改良の方法は?

これまでの内容を踏まえると、粘土質の土を改良するためには「粒子の間に隙間を作り、水捌けを良くすること」が必須と考えられます。とはいえ、どのようにして土を改良していけば良いのでしょうか?

 

そのような場合に重宝するのが土壌改良剤と呼ばれるものです。土壌改良剤は粘土質の土をはじめとした“悪い土壌”を改良するために使われるもので、土中の通気性・保水性を良くしたり、微生物の数を増やしたりする効果があります。土壌改良剤としてよく用いられるのが堆肥(落ち葉や動物の糞などを微生物が分解・発酵したもの)で、腐葉土・牛糞・鶏糞などが挙げられます。

 

土壌改良剤は通常土に混ぜ込んで使いますが、堆肥を用いる場合はその堆肥が完熟しているかどうか(=微生物による発酵が完了しているかどうか)にも留意しておく必要があります。未完熟の堆肥は発酵により熱が発生するため、その熱によって周りの植物の根を枯らしてしまうことがあります。そのため、未完熟の堆肥を用いる場合はすぐ土に混ぜ込むのではなく、土の表面に広げるようにすると良いようです。

 

我が家でも土壌改良の第一歩…

ということで、我が家でも早速土壌改良剤を!

 

…と言いたいところなのですが、まずは無数に転がっている土の塊を何とかしなければいけません。土壌改良剤を混ぜ込んだとしても、この塊がほぐれる訳ではないですからね。。。

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仕方がないので、煉瓦を使って土の塊を1つずつ潰していくことにしました。もっと効率の良い方法があるとは思うのですが…私が思い付いた最善の方法がこれなのです。。。
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手ではなかなか潰せないのですが、煉瓦を使えば比較的簡単に作業することができます。
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最後に石臼の要領で土をすり潰していけば完了です。(※残りの塊も同様に潰していったのですが、手のひらの豆まで潰れてしまったため、この日は途中で切り上げました…)
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最後にすり潰した土を元の場所に戻したのですが、作業前と作業後で土の見た目が大きく改善されたことがわかります。

◎作業前
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◎作業後
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ですが、まだ土壌改良剤を使った訳ではないため、しばらく放置しているとこの土もきっと固まってしまうはずです。我が家でも近いうちに土壌改良剤を混ぜ込み、植物がすくすく育つ土に変えてあげたいところです。

 


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