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2日前に投稿した記事(スイバとギシギシの違い)と同じようなタイトルで失礼いたします。
先日の記事の中で、レタスとアキノノゲシが同じ仲間であることをご紹介しました。アキノノゲシといえば秋に開花する野草の一つですが、実は「ハルノノゲシ」と呼ばれるよく似た名前の野草も別に存在します。ハルノノゲシとアキノノゲシの違いは花期だけなのでしょうか?
ハルノノゲシの概要
科・属名:キク科ノゲシ属
種別:一年草または二年草
花色:黄
花期:4〜8月
原産:ヨーロッパ
別名:ノゲシ、ケシアザミなど
花言葉:旅人、悠久など
◎特徴:
ヨーロッパ原産の一年草(または二年草)で、日本では帰化植物として全国各地に分布しています。一般的には「ノゲシ」と呼ばれることが多いですが、主に春に開花することから「ハルノノゲシ」の名前でも認知されています。葉の形がケシに似ているため名前に「ケシ」が付いていますが、一般的なケシ(ケシ科)とは異なる植物です。
アキノノゲシの概要
科・属名:キク科アキノノゲシ属
種別:一年草または二年草
花色:薄黄
花期:8〜11月
原産:東南アジア
別名:チチクサ、ウマゴヤシなど
花言葉:幸せな旅、控えめな人、謙虚など
◎特徴:
東南アジア原産の一年草(または二年草)で、日本では帰化植物として全国各地に分布しています。ノゲシ(ハルノノゲシ)に見た目が似ており、かつ秋に開花することからその名が付けられました。また茎を切ると白い液体が出ることから、チチクサ(乳草)と呼ばれることもあります。
ハルノノゲシとアキノノゲシの見分け方
ハルノノゲシはキク科ノゲシ属、アキノノゲシはキク科アキノノゲシ属に属しており、厳密には異なる仲間です。今回も両者の違いについて簡単をまとめてみましたが、その名前のとおり花期が異なるため開花時期でおおよそ判別することができます。
◎ハルノノゲシの特徴(写真左)
・主に春〜夏にかけて開花する(4〜8月頃)
・アキノノゲシに比べて花色が濃い
・小さな舌状花(≒花弁)が多数集まっている
・葉が茎を抱くように生える
◎アキノノゲシの特徴(写真右)
・主に夏〜秋にかけて開花する(8〜11月頃)
・ハルノノゲシに比べて花色が薄い
・大きな舌状花(≒花弁)が放射状に伸びている
・葉が茎を抱かず、付け根がくっきりしている