アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【実生パパイヤ24】関東地方平野部で路地植えパパイヤは越冬するのか?(後編)

◎前回の記事はこちら

【実生パパイヤ23】関東地方平野部で路地植えパパイヤは越冬するのか?(前編) - アタマの中は花畑

 

前回の記事から4カ月ほど間が開きました。実生パパイヤに防寒対策を講じたのは12月のことで、以降は家庭菜園の片隅で放ったらかしにしていました。そのまま春が到来し、いよいよ越冬の結果を確認する時がやって来ました。

 

 

路地植えパパイヤの越冬

実生1年目(2020〜2021年)はまだ株が小さかったため室内で越冬ができたのですが…実生2年目(2021〜2022年)ともなるとそうはいかないため、路地植えでの越冬に挑戦することにしました。今回はパームマットと梱包材を何重にも巻き付けたのですが、果たしてこれは正解だったのでしょうか…?

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我が家周辺は年に1回雪が積もるかどうかくらいの地域なのですが、今シーズンは何度も積雪を観測しました。気温の低い日も多く、パパイヤにとっては厳しい冬だったに違いありません。
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越冬の結果確認

そして4月に突入したある日、いよいよ越冬の結果を確認してみることにしました。見た目の変化はほとんどなく、中で葉が伸びているような様子も見られません。

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巻き付けていたパームマットと梱包材を取り除いてみると、パパイヤは無残な姿に変わり果てていました。茎の内部も空洞になっており、ここから再生する可能性はほぼゼロだと考えています。
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今回越冬に失敗した理由としては、もちろん「パパイヤの株が屋外の寒さに耐えられなかった」ことが挙げられます。パパイヤの耐寒温度は5℃程度と言われていますが、今シーズンはこの耐寒温度を下回る日が特に多かった印象です。パームマットや梱包材を何重にも巻き付けたとしても、さすがにこの寒さは凌げなかったのかもしれません。

 

またもう1つ考えているのが「梱包材を巻き付けたことで内部が蒸れて腐ってしまった」という説です。今回は敢えて写真を割愛したのですが、パームマットと梱包材を取り除いた直後のパパイヤには無数のダンゴムシが付着していました。茎の表面も腐ったような状態となっており「梱包材を止めていれば、もしかしたら生き延びていたのかも…?」と少し考えたりもしました。

 

「実生パパイヤシリーズ」これにて終了!

2020年3月より不定期に更新してきた「実生パパイヤシリーズ」ですが、株が枯れてしまったため今回で最終回となります。投稿した記事は今回で24記事目となり、本ブログ最長のシリーズとなりました。

ということで現在、実生パパイヤシリーズのまとめ記事を作成中です。内容がまとまり次第、改めて本ブログに投稿する予定です。

 


【天煌 (てんこう)】 矮性パパイヤ 3.5号ポット苗 沖縄県産