◎前回の記事はこちら
【実生パパイヤ22】越冬前に青パパイヤを収穫!実生パパイヤのお味はいかに…? - アタマの中は花畑
前回(昨日)の記事の続きです。前回は「越冬前にまとめて収穫した青パパイヤを食べたら想像以上に苦かった!」ということを長々と記載したのですが、今回は収穫後に残された株の方に着目したいと思います。
前回記事でご紹介したとおり、現在は路地植えパパイヤの越冬に挑戦しています。関東地方平野部在住ということもあり、路地植えパパイヤの越冬はほぼ不可能と考えているのですが…せっかく種からここまで育てたのでもう少し足掻いてみます。
※今回は越冬準備編です。越冬の結果については次回記事で取り上げる予定です。
パパイヤの耐寒温度は?
以前の記事でも取り上げたことがあるのですが、熱帯地方原産のパパイヤは寒さに弱く、その耐寒温度は5℃程度と言われています。パパイヤは本来多年草なのですが、本州で育てる場合は越冬が難しいため、1年草として扱われることがほとんどです(=春に苗を植え付けて秋に実を収穫、冬になり枯れたら栽培終了)。確実に越冬させたい場合は鉢植えで管理し、冬の間は室内へ移動させるようにしましょう。
(※私の不注意で1本枯らしてしまったものの、我が家でも昨年は室内で越冬させました)
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伐採直前のパパイヤ
越冬準備にあたり主茎を伐採する必要が出てきたため、まずは伐採直前のパパイヤの様子についてご紹介します。今シーズンは5℃を下回ることも度々あったのですが、12月中旬に差し掛かってもご覧のとおり活き活きとしていました。昨年は11月の段階で枯らしかけたことを考えると、やはり株が大きく成長したことで寒さにもある程度強くなったようです。ただ、霜が降りたら一発で枯れてしまう気がするので、早めに越冬準備に入ることにします。
▲昨年11月のパパイヤ(その後室内へ移動させ復活)
草丈は160cmほどで、前回計測した10月末とほぼ同じでした。葉は青々としていますが、草丈の成長自体は既に止まっているようです。
越冬準備を開始!
パパイヤの計測、および青パパイヤの収穫(前回記事参照)を終えたところで、いよいよ越冬準備に入ります。そのままの姿では越冬が難しいため、地面から20cmほどのところ(赤枠付近)で主茎を伐採してしまうことにしました。
ここまで大事に育ててきた株なので少し勿体ない気もしますが、思い切ってノコギリの刃を当てます。太さの割には切りやすく、小型のノコギリでも1〜2分ほどで切り倒すことができました。
伐採後の見た目はまるで切り株のようですね。主茎の直径は8cm弱まで成長していました。
一方で、切り倒した主茎がこちらです。あんなに小さい種からよくぞここまで成長してくれたものです。
そして、今回越冬準備として用意したものがこちらです。本当はコモ(麻布)があれば良かったのですが、今回は手元にあったハンギングバスケット用パームマットで代用することにしました。いずれも100円ショップのダイソーで購入したものです。
・ハンギングバスケット用パームマット
・梱包材(プチプチシート)
・麻紐
・養生テープ(写真には写っていないですが)
まずは主茎にパームマットを被せ、その周りを麻紐で軽くグルグル巻きにします。
その上から梱包材を巻き付け、周囲を養生テープで固定します。今回は霜の被害を最小限に抑える目的もあるため、四角く切った梱包材の中心に穴を開け、上から更に被せてみました。こうすることで根元の被害も抑えられる…はずです。
(※梱包材が余ったのでさらに被せてみました)
最後に落ち葉を上から被せればひとまず完成です。ここまで対策してもなお越冬できる可能性は低そうですが、翌春の結果を楽しみにしたいと思います。
◎次回の記事はこちら