先日、次男(2歳)と一緒に公園で遊びました。真夏とはいえ意外と花は咲いているもので、次男も楽しそうに花摘みをしていました。
ものの5分ほどで、これだけの花や実が集まりました。次男は全て「タンポポ!」と言っていましたが、実際にはタンポポ・シロツメクサ・ギシギシ・ヘラオオバコなどを見つけることができました。その中でも特に多く咲いていたのが、今回取り上げるシロツメクサです。
シロツメクサといえばその名の通り白い花を咲かせますが、稀に赤みを帯びた花を見かけることがあります。赤みを帯びた花もシロツメクサの仲間なのでしょうか?
シロツメクサの概要
科・属名:マメ科シャジクソウ属
種別:多年草
花色:白
花期:4〜12月
原産:ヨーロッパ
別名:クローバー、ツメクサなど
花言葉:幸福、約束、復讐など
◎特徴:
ヨーロッパ原産の帰化植物で、荷物の詰め物として使われていたことから「ツメクサ(詰草)」、白い花を咲かせることから「シロツメクサ(白詰草)」と呼ばれるようになりました。繁殖力が強く、日本各地に分布しています。
通常は葉が3枚ですが、稀に葉が4枚以上になることもあります。葉が4枚のものは「四つ葉のクローバー」とも呼ばれ、幸福の象徴ともされています。
◎シロツメクサの概要は下記記事からの引用です
同じ三つ葉でもちょっと違う!クローバー(シロツメクサ)とカタバミの違いについて - アタマの中は花畑
赤みを帯びた花を発見!
概要欄でも触れたとおり、シロツメクサは白い花を咲かせることも名前の由来に関係しています。この日見かけたシロツメクサも、大半の花は白っぽい色をしていました。
一方で、10輪に1輪くらいの割合でやや赤みを帯びた花が混ざっていました(写真左上)。一般的な色の花(写真右下)を比べると、その色の違いがよく分かります。
なお、赤みを帯びたと言ってもムラサキツメクサ(アカツメクサ)ほどの色味はありません。そのため、シロツメクサとムラサキツメクサを混同してしまった可能性も低そうです。
▲ムラサキツメクサ(アカツメクサ)の花
ピンク色の花を咲かせるので「モモイロシロツメクサ」
少し調べてみたところ、今回私が見つけた花はどうやらモモイロシロツメクサ(桃色白詰草)と呼ばれる品種のようです。その名の通りピンク色の花を咲かせるシロツメクサの一種で、花色以外はシロツメクサとほとんど変わりません。
なお白味を帯びた花を咲かせるムラサキツメクサ(アカツメクサ)も存在し、こちらはシロバナアカツメクサと呼ばれます。少しややこしいのですが…モモイロシロツメクサはシロツメクサの仲間、シロバナアカツメクサはアカツメクサの仲間であるため両者は別物です。
▲シロバナアカツメクサの花