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【ニチニチソウ】寒くもないのに突然枯れたのはなぜ?〜立ち枯れ病の対策について〜

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今シーズン、我が家では「猛暑に強い花」ということでニチニチソウを多く植えています。購入した株に加えて、前年からのこぼれ種で発芽した株も含まれるため、現在では花壇の半分以上を占拠している状態です。とはいえ、これはこれで綺麗なのでしばらくこのままにしておくつもりです。

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そんなニチニチソウですが、先日一部の枝が枯れていることに気付きました。まだ枯れるほどの寒さではないと思うのですが、ニチニチソウに一体何が起こったのでしょうか?

 

 

ニチニチソウの立ち枯れ

私がニチニチソウの「異変」に気付いたのは9月末のことでした。花壇の草取りをしようとしたところ、こちらの写真のように枝の一部が立ち枯れしていました。

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1株だけであればたまたまかなと思うのですが、立ち枯れしていたのは先程の株だけではありません。立ち枯れの程度は違えど、他の株でも枝や葉がちらほら枯れてしまっていました。どちらかといえば、花壇の中央ではなく、花壇の縁に植えた株で多く発生していたような印象です。
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もちろん、9月末にもなると朝晩が冷え込む日もあると思うのですが…。ニチニチソウの花期は元々5〜10月頃であり、今回くらいの冷え込みでは枯れないような気がしているんですよね。。。

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寒くもないのに当然枯れたのはなぜ?

ということで、今回立ち枯れしてしまった理由について調べてみることにしました。ここまでの内容をまとめると、我が家では以下のような事象を確認することができました。

・株全体ではなく、枝や葉の一部のみが枯れた

・花壇の縁に植えた株を中心に枯れた

・まだニチニチソウが枯れるほどの寒さではない(と思っている)

 

以上の内容を踏まえると、今回は枝や葉の折れた部分から菌が侵入したことで枯れたのではないか?と考えています。私の住む関東地方では9月下旬に台風が接近したのですが、その際にかなり強い風が吹いたことでニチニチソウの枝が何本か折れてしまいました。花壇の中央に植えた株は周りの株に守られて比較的無事だった一方で、花壇の縁に植えた株には風が直接当たったため被害も大きかった印象です。そして、その折れた切り口から糸状菌(カビの一種)が侵入したことで、枝や葉の一部が枯れてしまったようです。

 

今回は株の一部が枯れるだけで済みましたが、さらに糸状菌が増えると株全体が枯れてしまうこともあります。直前まで元気だった株が突然枯れることから「立ち枯れ病」とも呼ばれます。「ニチニチソウ 枯れた 原因」などで検索すると立ち枯れ病の記事が何件かヒットしたため、同じ事象で悩まされる方は結構多いのかもしれません。

 

立ち枯れ病の対策は?

立ち枯れ病の原因となる糸状菌は高温多湿を好むため、まずはジメジメした環境にしないことが最大の対策となります。また、適度な剪定・切り戻しを行うことで風通しを良くすることも大切です。

 

しかしながら、屋外で育てる場合は天候に大きく依存するため、なかなかそうも言っていられません。今回のように立ち枯れ病(と思われる事象)が発生しまった場合は、枯れた部分を取り除くことで被害を最小限に抑えられることもあります。

なお、切り戻しや剪定を行う際はよく晴れた日を選ぶと良いようです。ジメジメした日に行うと切り口から再び糸状菌が侵入し、さらに被害が拡大する恐れがあるため注意が必要です。
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立ち枯れ病がさらに進行し、株全体が枯れてしまった場合は再生も難しくなります。ここまで進行すると周辺の土にも糸状菌が潜んでいる可能性が高いため、周りの土ごと撤去することで周辺の株への被害を抑えることができます。


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