(2週間ほど前の話になりますが)冬野菜の苗を探しにいつものホームセンターへ足を運んだところ、「カリッコリー」と名付けられた品種を見つけました。あまり聞き覚えのない品種でしたが、育ててみたい衝動に駆られてつい購入してしまいました。
名前から推測する限りではカリフラワーやブロッコリーに近いような気がするのですが、実際のところはどちらにより近い性質なのでしょうか?今回は、そんなカリッコリーについて少しだけご紹介します。
カリッコリーとは?
今回私が購入したカリッコリーは、サントリーフラワーズ様が開発した品種の1つのようです。その名のとおり、カリッコリーはカリフラワーとブロッコリーの中間品種のことを指し、花蕾の色はライムグリーンです。今回の品種に関しては甘くてサクサクした食感が特徴で、畑・プランターのいずれでも育てられるようです。
カリフラワー・ブロッコリーとの違いは?
カリッコリーがカリフラワーとブロッコリーの中間品種であることに触れましたが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?ここでは、以前投稿した記事から引用しつつ簡単にまとめてみました。いずれも花を食用とするキャベツ(※)を品種改良したものであり、そのルーツは同じだと考えられます(※ケールをルーツとする説もあり)。
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◼︎カリフラワーの特徴
・ブロッコリーの花蕾が白くなった変種
・花蕾の色は白で、側花蕾を持たない(=一度収穫したらその株は撤去)
◼︎ブロッコリーの特徴
・花を食用とするキャベツを品種改良したもの
・花蕾の色は緑で、側花蕾を持つ(=主花蕾を収穫した後でも、何回か収穫可能)
◼︎カリッコリーの特徴
・ブロッコリーとカリフラワーを交配したもの
・または、ブロッコリーやカリフラワーの品種改良の過程で誕生したもの(※諸説あり)
・花蕾の色はライムグリーンで、ロマネスコとも呼ばれる
カリッコリーに関してはロマネスコと呼ばれることもありますが、もしかしたら「ロマネスコ」の方がよく知られているかもしれません。ロマネスコといえばフラクタル構造と呼ばれる独特な形状の花蕾が特徴ですが、今回私が購入した品種に関しては丸みを帯びた形状のようです。
▲一般的なロマネスコ(参考)
カリッコリーはどちらの性質に近い?
カリッコリー(ロマネスコ)の味はブロッコリーに近い一方で、植物としての性質はカリフラワーに近いようです。そのためカリッコリーも側花蕾を持たず、収穫は一度きりなのではないか?と予想しています。
収穫はまだまだ先ですが…今回のカリッコリーに関しても本当に側花蕾が出ないのかどうか、昨シーズンと同様に検証してみたいと思っています。
◎昨シーズンの記事はこちら