◎前回の記事はこちら
【ハイビスカス】同じサイズの鉢でも問題なし!?〜植え替えから2カ月経過〜 - アタマの中は花畑
今回は、玄関前に置いている鉢植えハイビスカスの話題です。前回記事時点(7月)では、気温の高い時期だったこともありお世辞にも花付きの良い状態ではありませんでした。意外にもハイビスカスは極端な暑さに弱い植物で、気温が30℃を超えたあたりから花付きが悪くなると言われています(前回記事より)。
その後、気温が低下し始めた9月頃から花が咲き始め、現在(11月下旬)でも多くの花や蕾が付いています。玄関先に置いていることもあり、保育園登園前の観察が日課のようになっています。
そんなある日、次男が「また咲いてる!」と言いながら1輪の花を指差しました。ハイビスカスの花は本来1日で萎むはずですが、この時指差した花は数日前から咲いていたような…?
ハイビスカスは「一日花」
ハイビスカスの花は一日花(いちにちばな)と呼ばれ、通常は開花したその日のうちに萎んでしまいます。1輪1輪の寿命は短いものの、夏〜秋にかけて次から次へと開花するため(※但し真夏は除く)、長く花が楽しめる点も特徴です。
寒くなると花の寿命が伸びる!?
ここで冒頭の話に戻りますが、今回次男が指差したのはこちらの花です。次男にとっては毎日新しい花が開花しているように見えているのかもしれませんが、この写真を撮影した時点で既に3〜4日程度咲き続けています。最近では数日間咲き続ける品種も流通していますが、我が家のハイビスカス(ミセスユミ)に関しては元々一日花の性質を持っています。そのため、今回の事象は品種によるものではなさそうです。
調べてみてもあまり明確な理由は分からなかったのですが、どうやらハイビスカスの場合は気温が低下すると2日以上開花し続けるケースがあるようです。南国原産のハイビスカスは気温が低下すると成長も鈍くなるため、蕾〜花にかけてとライフサイクルもその分緩やかになっているのかもしれません。
(※こちらの蕾も花弁の色がはっきりしてきたものの、なかなか開花する様子がありません)
寒くなると花色も変わる!?
続いて、前回記事時点(7月)で開花していた花と今回撮影した花を比較してみました。どちらも同じ木で開花した花のはずなのですが…まるで違う品種かと思ってしまうほど、花色が異なることがわかります。
◎7月に開花した花
◎11月に開花した花
こちらに関しても、どうやら気温が関係しているようです。品種や栽培条件などによるため一概には言えないものの、ハイビスカスの花に関しては以下の傾向があると言われています。
・気温が高い場合
→花のサイズは大きく、花色は薄くなる傾向
・気温が低い場合
→花のサイズは小さく、花色は濃くなる傾向
前回記事の中でもハイビスカスの花色について触れており、この時も7月に開花した花に比べて、5月に開花した花の方が赤みを帯びていました。やはり気温と花色の間には何かしらの関係性があるのかもしれませんね。