◎前回の記事はこちら
【ピーチパイン⑤】初めての冬越し成功!更なる成長を目指して植え替え! - アタマの中は花畑
前回の記事から1カ月弱が経過しました。初めての冬を室内で乗り切り、4月に入ってからは再び屋外へ移動させました(前回記事参照)。屋外へ移動させてからは気温が低下する日も少なかったため、ピーチパインも伸び伸び成長するだろうと思いきや…ここに来て少し暗雲がただよってきました。。。
現在のピーチパイン
現在のピーチパインがこちらです。葉の枚数や長さは前回からほとんど変わっておらず、もちろん蕾が顔を出す様子もありません。
ただ、前回記事時点から大きく変わってしまったところが1点あります。こちらの写真を見るとよく分かるのですが、この1カ月弱で葉が黄色っぽく変色してしまいました。古い葉だけが黄色くなるならまだしも、全体的に変色してしまったのは気になるところです。
なおピーチパインと同じように管理していたミニパインに関しても、同じように変色してしまいました。心当たりがあるとすれば前回記事で実際した植え替えですが、ミニパインに関しては特に植え替えも行っていません。そのため、植え替えが葉の変色に繋がった可能性は低そうです。
◎ミニパインについてはこちら
【挿し芽から収穫まで】本州でも育てられる!?ミニパインの育て方 - アタマの中は花畑
【ミニパイン】半年間の観察記録〜蕾から開花・収穫・挿し芽まで〜 - アタマの中は花畑
パイナップルの葉が黄色く変色したのはなぜ?
それでは、今回ピーチパインとミニパインの葉が黄色く変色してしまったのは一体なぜなのでしょうか。調べてみたところ、今回の変色は「葉焼け」と呼ばれる現象が関係していそうです。
葉焼けとは、葉が強い日差しを受けた際に内部の葉緑素が破壊され、結果として葉の色合いが変わってしまう現象のことを指します。程度が軽いうちは黄色っぽい色合いをしていますが、葉焼けが進むにつれて茶色へと変わり、最終的には光合成ができずに枯れてしまいます。
葉焼けの原因と対策について
葉焼けの原因としてまず挙げられるのが「日差しの強過ぎる環境に置いてしまったこと」です。パイナップルは元々日差しに強い熱帯植物ですが、我が家のピーチパイン・ミニパインに関しては冬越しのためにしばらく室内で管理していました。屋外に比べて室内は日差しが弱いため、長期間室内で管理することにより強い日差しに対する対光性が失われてしまったのだと考えられます。いくら日差しに強いパイナップルと言えど、この状態で屋外へ移動させると急な環境の変化に耐えられず、結果として葉焼けを起こしてしまうケースがあるようです。つまり「長いこと室内で過ごしていたパイナップルが外出した結果、葉を火傷してしまった」という感じでしょうか。
葉焼けを起こさないためには、日差しの強い環境に徐々に慣れさせることが最も重要となります。今回は室内から直射日光の当たる屋外へいきなり移動させてしまったのですが、半日陰の場所から徐々に日差しの強い場所へ移していくことで対光性を段階的に高める必要があります。こうすることで内部の葉緑素を増やし、強い日差しにも耐えられる葉へと変えていくことができます。
一度葉焼けしてしまった葉は元の色に戻せませんが…我が家のピーチパイン・ミニパインは幸いにも初期症状と考えられ、葉自体はまだ生きている可能性が高いです。ひとまず少し日差しの弱い場所で管理し、しばらくしてから元の場所に戻して様子を見てみようと思います。
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