◎前回の記事はこちら(#19山梨県)
【都道府県の花#19】山梨県の木・花について - アタマの中は花畑
2023年7月より「都道府県の木・花シリーズ」と題して、各都道府県を代表する植物についてご紹介しています。第20回となる今回は、長野県の木と花について取り上げたいと思います。
長野県の木について
長野県の木は「シラカバ(白樺)」です。ここでは、シラカバの概要についてもご紹介します。
科・属名:カバノキ科カバノキ属
種別:落葉高木
花色:黄褐色
花期:4〜5月
原産:東アジアの温帯北部
別名:シラカンバなど
花言葉:いつまでもあなたを待ちます、忍耐強さ、光と豊富、柔和など
◎特徴:
東アジアの温帯北部を原産とする落葉高木で、日本では北海道〜本州中部にかけて分布しています。カバノキ科の樹木のことを「カンバ」と呼び、かつ白い幹を持つことから「白いカンバの木=シラカンバ」と名付けられました(※そのため、正式名称もシラカンバです)。
冷涼な気候を好みますが、元々丈夫な樹木であるため、暖地でも庭木として育てることは可能です。但し、寒冷地に比べると幹の色付きは悪く、寿命も短くなってしまうようです。
◎シラカバの概要は下記記事からの引用です
【シラカンバ】白樺(シラカバ)の幹が白いのはなぜ? - アタマの中は花畑
長野県の花について
続いて、長野県の花は「リンドウ」です。こちらも、リンドウの概要についてご紹介します。
科・属名:リンドウ科リンドウ属
種別:多年草
花色:青紫、紫、ピンク、白など
花期:9〜11月(品種により異なる)
原産:日本、中国、朝鮮半島など
別名:疫病草(エヤミグサ)など
花言葉:悲しんでいるあなたを愛する、寂しい愛情、正義、誠実など
◎特徴:
元々は日本にも自生する多年草を指しますが、近縁種を含む総称として「リンドウ」が使われることもあります。品種にもよりますが、本来「リンドウ」として扱われている品種は秋に青紫色の花を咲かせます。
名前の由来は中国名である竜胆で、リンドウ自身が強い苦味を持つことから名付けられたとされています。
◎リンドウの概要は下記記事からの引用です
【リンドウ】今年も花が咲きました!〜リンドウの花言葉って実は怖い??〜 - アタマの中は花畑
長野県の木・花の由来は?
長野県の木としてシラカバ、長野県の花としてリンドウが選ばれたのには、それぞれ以下のような経緯があるようです。県民投票によって選定されたため、理由についてはあまりはっきりしていないようですが…どちらも長野県内で多く見かけることができます。
◎シラカバ
・県民投票により、昭和41年に正式に制定された。その白い幹は四季の変化に富む自然によく調和し、信州の高原には欠かせない清らかさと風情をたたえている。
◎リンドウ
・県民投票により、昭和41年に正式に制定された。長野県内に多く自生しており(軽井沢高原、開田高原など)、気品のある花は秋の深まりを感じさせる。
◎次回の記事はこちら(#21岐阜県)