◎前回の記事はこちら
【ローゼル】食用になるのは萼(がく)と苞(ほう)!開花後どのくらいで赤くなる? - アタマの中は花畑
11月も半ばに差し掛かり、いよいよローゼルの収穫時期がやって来ました。これまでもハイビスカスティーを楽しむ目的でぼちぼち収穫していたのですが、この日は残った実を全て取ってしまうことにしました。
今年は実がたくさん採れたため、収穫した実を使ってローゼルジャムを作ってみることにしました。ローゼルジャム作りは初めてだったのですが、たった20分煮込むだけで結構本格的なジャムを作ることができました。今回は、自身の備忘録も兼ねて作り方をまとめておきたいと思います。
ローゼルの収穫!
まずは材料となるローゼルの実の収穫からです。ローゼル栽培は今年で2年目なのですが、株の数を1株(昨年)→7株(今年)に増やしたため、実の数もその分多めです。品種にもよると思うのですが、ローゼルには細かな棘が生えているため、収穫の際は肌を傷めないよう気を付けましょう。
収穫したローゼルの実がこちらです。今回は中くらいのザル1杯分の実が収穫できました。
今回の材料
今回の材料は以下のとおりです。
・ローゼルの苞(※中の種を取り除いた後の赤い部分)100g
・砂糖 70g(※グラニュー糖でも可)
・レモン汁 小さじ1
・水 130cc
砂糖と水の量はお好みですが、私の場合は「砂糖はローゼルの重量の70%、水は同130%くらい」を目安に用意しました。酸味と甘みのバランスが取れる砂糖の量は大体ローゼルの重量の70%くらいらしいのですが、酸味を楽しむ場合は砂糖を控えめに、甘みを楽しむ場合は砂糖を多めにすると良いようです。
また、材料一覧に記載した「ローゼルの苞」と呼ばれる部分がこちらです。ローゼルの場合は萼(がく)と苞(ほう)が食用になるのですが、今回はより赤みをだすために苞のみを使用しました。萼と苞については、前回の記事でもご紹介しています。
◎前回の記事はこちら(再掲)
【ローゼル】食用になるのは萼(がく)と苞(ほう)!開花後どのくらいで赤くなる? - アタマの中は花畑
◎ローゼルの苞の剥き方についてはこちら
【ローゼル】赤い皮(苞)がうまく剥けない!苞の簡単な剥き方は? - アタマの中は花畑
今回はローゼルの苞を100g使用しました。中くらいのザル1杯分の実がありましたが、苞のみを残すと120gくらいにしかなりませんでした。苞の量を増やすため、来年は苞がより大きくなる品種に変更しようか検討中です。
残った苞はハイビスカスティーとして楽しむため、例によって万能干し網で乾燥させておきました。
ローゼルジャムを作ってみよう!
苞の準備が整ったら、いよいよジャム作りです。まずは目指したい食感に応じて苞を刻みます。ゴロゴロした食感を楽しみたい場合はそのまま、少しツブツブした食感を目指す場合は包丁で軽く刻みます。ちなみに私はサラサラした出来栄えを目指していたため、フードプロセッサーで粉々にしておきました。
苞を刻み終わったら、鍋に刻んだ苞と水を入れて中火で10分ほど加熱します。このあたりからだんだんと甘酸っぱい香りが漂ってきます。
焦がさない程度に混ぜ続けていると、徐々にとろみがでてきます。
10分加熱したものがこちらです。いつの間にか苞は全て溶け、ペースト状になりました。
ここで砂糖を投入し、弱火でさらに10分程度加熱します。完成直前になったらレモン汁を加え、軽くかき混ぜます。
こうしてたった20分煮込むだけでジャムが完成しました!他の果物とは異なり、煮込み時間が短く済むのもローゼルジャムの魅力です。
完成したジャムは、煮沸消毒した小瓶に移して保管しました。収穫した時には中くらいのザル1杯分あったはずなのですが、いざジャムにすると量が少なく見えてしまいます。たくさんジャムを作るためには、もっとローゼルを育てる必要があるんですね…!
肝心のお味はいかに?
完成したジャムは、早速パンに塗っていただくことにしました。ちょうど昨日かまどで焼き芋を焼いていたので、夏休みの時と同じ要領でパンも焼き上げておきました。形は不格好ですが、美味しく焼ければOKです。
◎炭火を使ったパン焼きについてはこちら
【自宅の庭で夏休み④】BBQの炭火でパンを焼いてみよう! - アタマの中は花畑
◎昨日の焼き芋についてはこちら
焼き芋はなぜ甘い?電子レンジで甘い焼き芋を作る方法は? - アタマの中は花畑
パンを焼いている間にローゼルジャムを用意し…
焼き立てのパンに塗っていただきました。鮮やかな赤色、そして甘酸っぱい味がたまらなかったです。パンに塗る以外の用途として温かい紅茶にも入れてみたのですが、こちらも甘酸っぱい味がアクセントとなって美味しかったです。
庭のスペースは限られているのですが、来年はローゼルをもっと育てたくなってしまいました。来年は苞の大きい別の品種に切り替えるかもしれませんが、ひとまず今年採れた種もしっかり保存しておこうと思います。