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【フェイジョア】人工授粉から1カ月、果たして実は付いたのか…? - アタマの中は花畑
一昨年・昨年・今年と3年連続で収穫ゼロに終わった我が家のフェイジョア。自家結実性のある品種(アポロ)を選び、かつ人工授粉もこまめに行っているはずなのですが…ここまで失敗が続くとそろそろ「奥の手」を使わざるを得ないようです。
ということで先日、我が家に2本目のフェイジョアがやって来ました。
品種選びのポイント
今回、2本目のフェイジョアを購入するにあたっては以下の3点を特に重視しました。
①1本目とは異なる品種であること
フェイジョアは、2品種以上の異なる品種を植えることで結実率が大きく向上すると言われています。現在我が家で育てている品種はアポロなので、アポロ以外の品種であることが前提となります。
②自家結実性があること
(①を踏まえると)2本目の木は自家結実性あり/なしどちらでも良い気もしますが、せっかくなら1本でも結実する品種を選びたいところです。万が一アポロが枯れてしまった場合でも、引き続き実を収穫できるかもしれませんしね。
③アポロとの相性が良いこと
正直なところこのあたりはあまり詳しくないのですが…1本がアポロなので、2本目はアポロとの相性が良い品種を選びたいところです。①②に比べたら私の優先度は低めですが…具体的にはアポロと花期が同じで、受粉木として優れた品種であることが条件となりそうです。
我が家にクーリッジかやって来た!
先程の①〜③を踏まえた結果、今回はクーリッジと呼ばれる品種を国華園さんから取り寄せました。クーリッジはアポロに次ぐくらいの人気品種で、自家結実性があります。また一度に付く実の数が多く、他品種との受粉木としても優れている点が特徴です。アポロ(中生種)とクーリッジ(晩生種)では開花時期が若干異なるのですが…人工授粉ができないほどの差ではないようなので、先程の③についても許容範囲内と判断しています。
今回購入したのは一年生の苗だったのですが、箱の大きさに対して苗の大きさはかなりコンパクトでした。フェイジョアの他にも多くの品種を取り扱っている都合上、箱のサイズをある程度統一しているのかもしれませんね。
また、今回の苗は天頂部が摘芯された状態で届きました。こうすることにより、株の充実のためにエネルギーを効率良く使えるのだそうです。
早速苗を箱から取り出してみました。苗は3号ポットに入っており、樹高は30cm程度でした。一部細い枝が伸びている箇所も見られましたが、主な枝は2本と言えそうです。
先輩株のアポロ(写真奥)と比べると、その大きさの違いは一目瞭然です。クーリッジの初開花・初結実はまだまだ先になりそうです。
クーリッジの植え付け
先輩株のアポロは地植えしていますが、このクーリッジを地植えできるほどのスペースはあいにく残っていません。ということで、今回の苗は鉢植えで管理することにしました。
3号ポットから苗を取り出してみると、ポットの隅々まで根が張り巡らされていました。地上部の大きさからは想像できないほど根がしっかりしており、その分丈夫な苗であることが伺えます。
今年の春に暖地桜桃(暖地さくらんぼ)の鉢植えを枯らしてしまったため、その時に空いた鉢を植え替え先としました。
鉢のサイズに比べるとまだまだ苗は小さいですが、きっとすぐに成長してくれるはずです。来年の開花はさすがに厳しいので、2〜3年先の初開花を目指して気長に育てていきたいと思います。
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