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昨シーズンに引き続き、今シーズンも室内で豆苗を育てています。今回は種を3袋分使い、市販されているもののような「密度の高い豆苗」を目指しています。
さて、今回はそんな豆苗…とは全く関係ない話題です。豆苗はスプラウトと呼ばれる野菜の一つですが、昔から馴染みのあるスプラウトといえば「かいわれ大根」が挙げられます。
名前からして大根であることは間違いなさそうですが、「かいわれ」とは一体何を表しているのでしょうか?
かいわれ大根とは?
かいわれ大根とは、大根の種子を発芽させた新芽のことで、一般的には双葉が開いた頃に出荷されます(スプラウトの一種)。もやしなどとは異なり、出荷直前に光を当てて育てるため、双葉は鮮やかな緑色をしています。
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かいわれ大根が登場したのは平安時代と言われていますが、栽培方法が確立され、一般的に流通するようになったのは1970年頃です。独特の辛味成分(イソチオシアネート)を持ち、サラダなどに活用されています。
「かいわれ大根」の名前の由来は?
かいわれ大根は漢字で「貝割れ大根」と表記します。その名のとおり、大根の双葉が二枚貝の開いた姿に似ていることからその名が付けられたとされています。昔は「貝割菜(かいわりな)」などと呼ばれていましたが、現在ではこれが転じて「貝割れ(かいわれ)」が一般的な呼称となっています。
そのまま育てたら大根になるの?
私が以前豆苗で試したように、かいわれ大根も収穫せずにそのまま畑へ植え替えて育てたら立派な大根が収穫できるのでしょうか?
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かいわれ大根も列記とした大根の一種ですが、市販の商品をそのまま育て続けたとしても白くて太い大根を収穫することはできません。というのも、かいわれ大根に用いられるのは「かいわれ大根向けに改良された品種」であり「太い根(※)を食べるための品種」ではないためです。我々人間と同じく、大根にも品種によって向き不向きがある…ということでしょうか。
※厳密には地上に出た緑色の部分が茎、地中の白い部分が根にあたります。
【スプラウト】かいわれ大根【中原採種場】(50ml)野菜種