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以前の記事でもご紹介しましたが、我が家では子供の食育も兼ねて野菜を育てています。店頭に陳列されているものより不恰好かもしれませんが、お店で買うよりずっと新鮮な野菜が食べられるのも魅力の1つだと思っています。
▲先日収穫した「超小玉スイカ」
そんな取り組みの効果もあってか、少しずつですが長男は野菜を食べてくれるようになりました(次男は前途多難ですが…)。とはいえまだ好き嫌いがあるため、できるだけ減らしてあげたいところです。家庭菜園といえば自分で品種を選んで育てることが可能ですが、例えば「子供が苦手と感じにくい品種」を選ぶことで好き嫌いが減らせるのではないでしょうか?
好きな野菜ランキング
本題に入る前に、まずは子供の好きな野菜ランキング・嫌いな野菜ランキングからご紹介したいと思います。ランキングに関しては、タキイ種苗様の集計結果より引用させていただきました。
「2021年度 野菜と家庭菜園に関する調査」を発表 | インフォメーション
◼︎好きな野菜ランキング(2021年)
1位:トマト
2位:じゃがいも
3位:さつまいも
4位:きゅうり
5位:にんじん
6位:かほちゃ
7位:メロン
8位:たまねぎ
9位:とうもろこし
10位:スイカ
こちらのランキングを見ると、やはり甘みが強い野菜(果菜)・クセの少ない野菜を中心にランクインしていることがわかりました。トマトは嫌いな野菜の常連だと思い込んでいたため、トマトが1位にランクインしたのは少し意外でした。
ちなみに我が家の場合は、記事投稿日時点で以下の野菜がそれぞれ食べられません。
・長男(4歳)→たまねぎ
・次男(2歳)→トマト、きゅうり、たまねぎ
嫌いな野菜ランキング
続いて子供の嫌いな野菜ランキングです。こちらもタキイ種苗様の集計結果からの引用です。
◼︎嫌いな野菜ランキング(2021年)
1位:ゴーヤ
2位:セロリ
3位:ピーマン
4位:とうがらし
5位:トマト
6位:春菊
7位:ししとう
8位:ケール
9位:パプリカ
10位:モロヘイヤ
てっきりピーマンが不動の1位かと思いきや、ゴーヤとセロリがそれを上回る結果となりました。こうして見ると、クセや苦味の強い野菜が軒並みランクインしていることがわかります。トマトに関しては好きな野菜・嫌いな野菜ともに上位となり、好き嫌いがはっきりしていることが伺えます。
ちなみに我が家の場合は、記事投稿日時点で以下の野菜がそれぞれ食べられません。食育のおかげかモロヘイヤだけはおかわりするくらい好きなようですが、その他はほぼ壊滅状態です。
・長男(4歳)→トマト、モロヘイヤ以外全て(ピーマン・パプリカは細かく刻めば何とか)
・次男(2歳)→モロヘイヤ以外全て
品種の選び方で好き嫌いは克服できるのか?
ゴーヤやピーマンは苦味、セロリは風味、唐辛子は辛味、トマトは皮や種の食感…というように、子供に嫌われてしまうのにはそれなりの理由があります。ということは、これらの特徴があまり見られない品種を選んで育てれば、子供の好き嫌いも幾分克服できるのではないでしょうか?
▲冒頭の関連記事より引用
今回は、嫌いな野菜ランキング上位の5つ(ゴーヤ、セロリ、ピーマン、唐辛子、トマト)について、「クセの少ない品種」がないか探してみることにしました。
1位:ゴーヤ
ゴーヤが嫌われる理由は主に「苦味」です。ゴーヤといえば苦味!という方も多くいらっしゃるかと思いますが、最近では苦味がほとんどない品種も多く流通しています。我が家でも苦味のない品種を育てたことがありますが、この時は下処理をしなくても美味しくいただくことができました。
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2位:セロリ
セロリが嫌われる理由は主に「風味」です。実は私自身もセロリの風味は少し苦手だったりします。。。そんなセロリですが、一般的な大型の品種(グリーンセロリ)だけではなく小型の品種(ホワイトセロリ)も流通しています。ホワイトセロリは三つ葉のような見た目で、風味も控えめなため比較的食べやすいです。
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3位:ピーマン
ピーマンが嫌われる理由も主に「苦味」です。ピーマンの場合は、タキイ種苗様が取り扱っているこどもピーマン(ピー太郎)が有名かもしれません。ピー太郎は苦味成分の含有量が少なく、その名の通り子供向けの品種と言えます。
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4位:唐辛子
唐辛子が嫌われる理由は主に「辛味」です。唐辛子の辛味成分と言えばカプサイシンですが、このカプサイシンを全く含まないのがピーマンやシシトウです。そのため、こちらもまずは辛味や苦味のないピー太郎から克服していくと良いかもしれません。
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5位:トマト
トマトが嫌われる理由は主に「皮や種の食感」や「酸味」です。トマトに関しては数多くの品種が流通しているため一概には言えませんが、食感が苦手な場合は肉厚の品種、酸味が苦手な方は糖度の高い品種を選ぶのが良さそうです。路地植え栽培ではなかなか難しいのですが、与える水分量を減らして一定の条件を満たせば「フルーツトマト」を収穫することも可能です。
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おわりに
今回は子供が好きな野菜・嫌いな野菜と、好き嫌いの克服に向いた品種について少しだけご紹介しました。もちろん品種選びだけで完全に克服できるわけではありませんが、せっかく育てた野菜なので美味しく食べてもらいたいところですよね。
我が家でも品種選び(苦味の少ないゴーヤ、甘味の強いトマトなど)のほか、調理法を工夫するなど試行錯誤しています。まだまだ先は長いですが…息子達には家庭菜園を楽しんでもらいつつ、好き嫌いも少しずつ克服してもらえればなと思っています。