我が家では現在いちごを育てており、色付いた実を息子達が奪い合うように収穫するのが春の恒例行事になっています。とはいえ、庭の片隅に植え付けてその後はほぼ放置…という状態なので、お世辞にも多くの実が収穫できるわけではありません。
収量が減ってしまう主な要因としては「日照不足」などが挙げられます。我が家の立地は周辺を他の家に囲まれた「旗竿地」なのですが、それ故に夏以外は十分な日差しが得られません。そのため株の生育が思わしくないことに加え、(ジメジメしているため)ダンゴムシやナメクジの食害を受けやすいことも悩みの種です。
何とかしてもう少し多く収穫できないものか…?と考えていたところ、近所の100均で「タワーポット」なるものを見つけました。そこで今シーズンは、タワーポットを使ったいちご栽培に挑戦してみることにしました。
タワーポットとは?
タワーポットとは、その名の通りタワー(塔)のように積み上げられる鉢のことです。鉢底にスリットが入っており、溝同士を差し込むことで高く積み上げることができます。いちご栽培にもよく用いられることなどから「ストロベリーポット」「ハーベリーポット」と呼ばれることもあります。
そんなタワーポットの利点としては以下が挙げられます。スペースを有効活用できる点では、ハンギングバスケットと共通しているかもしれません。両者の違いを挙げるとすれば、タワーポットは鉢のみで自立可能な点(=土台や柵を必要としない)が長所と言えそうです。
①スペースを有効活用できる
②植えた植物に満遍なく光を当てられる
③土で実が汚れない(いちごの場合)
セリアの「タワーポット」を購入!
今回私が購入したのはセリアの「タワーポット」です。全て税抜100円だったため、トータルでも1000円程度の出費で済みました。
・タワーポット×8個
・鉢受け皿×2枚
鉢受け皿も同じくセリアの商品で、今回は9号鉢用のサイズを選びました。8号鉢用でもギリギリ入ったのですが…タワーポットを積み上げるとやや不安定になることから、1サイズ大きいものにしました。
早速いちごを植えてみよう!
ということで、購入したタワーポットに培養土を入れ、早速いちごを植えてみることにしました。タワーポット1個につきいちごの苗を3株植えられるので、今回は3×8=24株の苗が必要になります。
植え付ける苗はもちろん庭に生えているものから調達します。日照不足などにより総じて貧弱な苗ですが、その中でも比較的マシな株を中心に掘り上げていきます。
苗を掘り上げている最中、蕾の付いた株を発見しました。これから冬を迎える時期に開花した花は結実する可能性が低いため、株への負担を軽減する意味合いでも摘み取ってしまった方が良いようです。路地植えいちごの場合は、少なくとも1月までにできた蕾や花は全て摘み取るのが目安と言われています。
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そんなこんなで、何とか苗を24株掘り上げることができました。今回掘り上げなかった株に関しては、引き続き庭の片隅に生やしておくつもりです。
続いて、掘り上げた株をタワーポットに1株ずつ植え付けていきます。この際、鉢の中央部分へは基本的に植えず、できるだけ端に寄せて植えることがポイントです。
最後に、苗を植え付けた鉢を積み上げれば「いちごタワー」の完成です。今回はタワーポットを4個ずつ積み上げてみましたが、全体の安定感を考えるこのくらいの高さが限度かなと考えています。
今回作成したいちごタワーは、この後(我が家の敷地内では)比較的日当たりの良い場所へ移動させました。それでも満遍なく光を当てるのが難しいため、定期的にタワーを回転させながら育てていきたいと思います。