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2カ月ほど前に投稿した記事の中で、高校時代から育て続けているミニパインの近況を報告しました。向かって右側の株にできていた蕾はその後開花し、そろそろ収穫できそうなくらいまで成長しました。収穫後は挿し芽により、次の世代への代替えを行うつもりです。
◎2024年8月撮影

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◎2024年10月撮影


今回取り上げたミニパインは観賞用の品種なので、実を収穫しても食べることはできないのですが…一般的なパインアップルであれば中の黄色い果肉を食用とします。その際、種子にあたる部分を見かけたことが無いのですが、パインアップルにはそもそも種子ができないものなのでしょうか?
パインアップルの概要

科・属名:パイナップル科アナナス属
種別:多年草
花色:紫
花期:3〜5月(※国産の場合)
収穫期:5〜7月(※国産の場合)
原産:熱帯アメリカ
別名:パインアップル、パイン、アナナスなど
花言葉:あなたは完全です、完全無欠、満足など
◎特徴:
熱帯アメリカ原産の多年草で、実の見た目が松ぼっくりに似ていることからその名が付けられました(=松(pine)の実(apple))。熱帯地方原産で通年流通しているため明確な旬はありませんが、国産パイナップルの場合は5〜7月頃に旬を迎えます。
果肉にはブロメリン(ブロメライン)と呼ばれるタンパク質分解酵素が含まれており、口に含むと中の粘膜と反応してチクチク感じることがあります。
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パインアップルの種子はどこにあるの?
現在我が家で栽培しているミニパインに関しても、概要欄に掲載した写真と同じく紫色の花を咲かせます。ここまでは私自身も観察しているのですが、咲いた花が受粉して種子を作るところまではまだ確認できていません。そもそも「パインアップルの種子」は存在するものなのでしょうか?

調べてみたところ、パインアップルの種子は表面のうろこ状の部分のすぐ内側に入っているようです。私達が普段「パインアップル」として食べているのは花托(かたく)と呼ばれる花を支える部分が肥大化したものであり、表面のうろこ状の部分が本来の果肉に相当します。したがって、果肉のすぐ内側(黒っぽい部分)を調べることで種子を取り出すことができます。但し、パインアップルの種子は直径数mm程度と小さいうえ、うろこ状の部分は普段「皮」として処分してしまうことがほとんどです。そのため、私のように種子の存在そのものに気付かない方も多いのではないでしょうか。

なお、近年は種子の少ない品種が多く流通しているため、市販のパインアップルを購入したとしても種子を見つけられないことがあります(※ただ味わうだけであれば、種子が入っていない方が食べやすいですしね)。種子を見つけられたらラッキー、くらいの気持ちで気長に探すのが良いのかもしれないですね。
【余談】ピーチパインの近況
最後に…余談ではありますが、我が家で育てているピーチパインの近況についてもお知らせできればと思います。前回記事時点(2023年11月)では葉焼けにより葉が黄色く変色してしまっていたのですが、その後状況は改善し、現在では元通りの色に戻っています。
◎2023年11月撮影

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◎2024年10月撮影
ただ株の大きさはそれほど変わらず、蕾が顔を出す様子もありません。2022年6月の栽培開始からもうすぐ2年半が経過しようとしていますが、来年あたりには開花してくれるのでしょうか…?無事に収穫し種が採れた場合は「実生パイン」にも挑戦してみたいなと思っています。
◎前回の記事はこちら
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