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※今回は虫の写真を多く掲載していますのでご注意ください。
家庭菜園を営んでいると、育てている野菜達を目当てに多くの虫達がやって来ます。その中には先日ご紹介したハダニやニジュウヤホシテントウなど、野菜の葉を食べてしまう「害虫」も多くいるため注意が必要です。例えばこちらのモロヘイヤにも、最近ある害虫が見られるようになりました。。。
緑と茶色の虫を発見!
先程のモロヘイヤをもう少し近くから撮影してみました。葉の表面には小さな穴がたくさん空いており、何らかの虫に食べられてしまったように見えます。ただ上から見下ろす限りでは、虫らしきものは見当たりません。
そこで今度は下から覗いてみると、犯人(犯虫?)らしき虫が見つかりました。色は緑と茶色で、見た目は小さなカナブンのように見えます。
その正体は「マメコガネ」
今回見つけた虫について調べてみたところ、どうやら「マメコガネ」と呼ばれる虫のようです。マメコガネは草食性のコガネムシで、日本・朝鮮半島・北アメリカに分布しています。マメ科の植物(大豆(枝豆)・小豆・インゲンなど)を好むことからその名が付けられましたが、ナス・モロヘイヤ・オクラ・ブドウ・イチゴ・バラなどの葉も食べることでも知られています。
成虫の活動時期は6〜8月頃ですが、それ以外の季節は土の中で幼虫として過ごしています。春先に花壇や家庭菜園の土を掘り起こすと白い虫(カブトムシの幼虫を小さくしたような見た目)が出てくることがありますが、もしかしたらマメコガネの幼虫かもしれません。マメコガネの幼虫は植物の根を食い荒らすことから、こちらも注意が必要です。
マメコガネの駆除方法は?
殺虫剤による駆除のほか、マリーゴールドやニラなどのコンパニオンプランツと混植することも対処法として挙げられます。マメコガネはこれらの植物を苦手とするため、被害から守りたい野菜の近くに植えるだけでも寄せ付けにくくする効果があります(※必ずしも被害が0になるわけではありません)。
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なお我が家では家庭菜園のスペースが狭いこともあり、見つけ次第1匹1匹手で潰しています。ただマメコガネは危険を察知するとすぐに飛んで逃げるほか、死んだふり(擬死)をして地面に落ちるため見失いやすいんですよね。。。
(※こちらのマメコガネは撮影用に捕獲したものなのですが、案の定飛んで逃げられてしまいました。人の迷惑にならない場所へ移動してくれていれば良いのですが。。。)