◎前回の記事はこちら
【アイマサリ③】忘れていた収穫!秋ジャガを真冬に収穫しても問題ないの? - アタマの中は花畑
つい先日秋ジャガ(冬ジャガ?)を収穫したばかりなのですが、間髪空けずに春ジャガの準備に入りたいと思います。我が家で春ジャガを栽培するのは4年連続で、2021年はシャドークイーン、2022年はインカのめざめ、そして2023年は実家の余った芋(品種不明)の栽培記録を本ブログでもご紹介してきました。
「さすがにもう今年はネタが無いな」と思い、本ブログでも取り上げないつもりだったのですが…偶然近所のホームセンターで面白そうな品種を見つけました。ということで、4年連続となりますが今年も春ジャガの栽培記録をお送りしたいと思います。
◎2021年シーズン(シャドークイーン)
【シャドークイーン①】皮も身も紫色のジャガイモを育ててみよう! - アタマの中は花畑
◎2022年シーズン(インカのめざめ)
【インカのめざめ①】同じジャガイモなのになぜ甘い?その秘密は貯蔵にあった!? - アタマの中は花畑
◎2023年シーズン(実家の余った芋)
【ジャガイモ2023】実家の余った芋で栽培開始!〜食用の芋でも無事育つのか?〜 - アタマの中は花畑
ぽろしりとは?
今回私が購入した種芋は「ぽろしり」と呼ばれる品種です。このパッケージから何となく連想できるかもしれないですが、何とあのカルビーポテトチップスの原料にもなっています。
ぽろしりは平成15年にカルビーポテトチップス株式会社が開発した新品種で、ノーカングラセット(母)とPike(父)を人工交配させることにより誕生しました。「ぽろしり」という名称は、アイヌ語で大きな山を意味しています。
ぽろしりの特徴は何と言っても油加工に特化している点です。他の品種に比べて糖度が低くあっさりとした味わいなので、油で揚げた際に焦げ付きにくい特性があります。油加工以外の調理にももちろん向いており、煮崩れしにくく、ホクホクとした食感があります。栽培にあたっては病害虫に強く、初心者でも比較的扱いやすい品種と言えそうです。また花の色は紫で、収穫時期は標準的です(中生)。
まずは芽だし処理から
植え付け後の生育を良くするため、例年通り「芽だし処理」から始めることにしました。早速袋から出してみると、中には6個の種芋が入っていました。種芋を切らずにそのまま植え付けられるよう、本商品では敢えて小さめの芋を選別しているようです。
芽自体は既に顔を出し始めており、少し緑がかった紫色をしていました。正直なところこのまま植え付けても問題なさそうですが…しばらく室内で管理してみる予定です。
ポテトチップスに使われるジャガイモの品種と言えば?
本記事ではカルビーポテトチップスの原料でもある「ぽろしり」について取り上げましたが、他にはどのような品種が使われているのでしょうか?そこでポテトチップスのシェア上位3社(カルビー株式会社、株式会社湖池屋、山芳製菓株式会社)を対象に、主に使われているジャガイモの品種について調べてみることにしました。
◎カルビー株式会社
・トヨシロ、スノーデン、アンドーバー、ぽろしり、オホーツクチップなど
◎株式会社湖池屋
・トヨシロ、きたひめ、スノーデンなど
◎山芳製菓株式会社
・トヨヒロ、スノーデン、きたひめ、オホーツク、スノーマーチなど
各社の公式HPを参考にさせていただいたのですが、こうして比較してみると品種の組み合わせ自体はある程度共通していることがわかります。ぽろしりを採用しているのはカルビー株式会社のみでしたが、他の品種に関しても糖度はいずれも低めで、油加工に向いている特徴があります。なお品種によって収穫時期や保存期間が異なることから、各社とも複数の品種を採用しているようです。
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(何か動きがあれば更新)
(観葉植物)種イモ カルビーポテト ぽろしり 6球詰(1袋) じゃがいも栽培 ポテトバッグ バケ土 じゃがいも 種芋【HLS_DU】