先日、4月から不定期に更新を続けていた「グラスジェムコーンシリーズ」が無事完結となりました。今回は、そんなグラスジェムコーンに関する記事を最初から振り返ってみよつと思います。
種まきから収穫、そして実食に至るまで、グラスジェムコーン栽培初心者の成長記録をまとめた総集編です。
- 取り寄せと種蒔き!(4月22日更新)
- 家庭菜園へ植え付け!(5月5日更新)
- 分げつは取らないのが肝心!?(6月3日更新)
- 人工授粉をしてみよう!(7月8日更新)
- 念願の初収穫!(8月13日更新)
- 収穫した実を食べてみよう!(9月14日更新)
- おわりに
取り寄せと種蒔き!(4月22日更新)
グラスジェムコーンを自宅で育ててみたいと思い、早速種を取り寄せました。今回蒔いた種がこちら。黄色のほか、ピンクや紫などのパステルカラーが多い印象でした。
種と同様、収穫できるグラスジェムコーンもパステルカラーが多くなるのでしょうか?そんな期待を持ちつつ、苗床に1〜2粒ずつ蒔いておきました。
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家庭菜園へ植え付け!(5月5日更新)
種蒔きから2週間ほどで葉が2〜3枚になったため、家庭菜園に植え付けることにしました。
雑草が生えるのを防ぐため、穴を開けたマルチに1株ずつ植えていきました。種からの発芽率は9割程度と高かったため、全部で30株強の苗ができました。
ちなみに、発芽した芽の中には写真のようなアルビノ個体も含まれていました。アルビノ個体には葉緑素がなく、自力で栄養を作り出すことができないため、この後すぐに枯れてしまいました。。。
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分げつは取らないのが肝心!?(6月3日更新)
家庭菜園への植え付けからおよそ1カ月が経過し、かなりトウモロコシらしい見た目になってきました。
株元をよく見ると、イネ科の植物特有の「分げつ」が発生し始めていました。分げつは他の植物でいう枝分かれに相当するため、摘み取ってしまいたいところですが…トウモロコシについてはそのままにしておいた方が良いのだそうです。分げつを残しておくことにより、光合成の効率が上がったり、受粉率が高まったりするようです。
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人工授粉をしてみよう!(7月8日更新)
家庭菜園への植え付けから2カ月ほどで雄花・雌花が顔を見せ始めました。
少しでも見た目の良い実を収穫するため、今回は人工授粉に挑戦することにしました。人工受粉の方法はいたって簡単で、切り取った雄花を雌花に向かってポンポンするだけです。果たしてその成果はいかに…?
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念願の初収穫!(8月13日更新)
種蒔きから4カ月弱、いよいよ収穫の時を迎えました。私みたいな初心者が育てたら至って普通の色になるんだろうな…と思っていたのですが、いざ皮を剥いてみるとそこにはカラフルな実が…!
実によって色合いが異なるのもまた個性があって面白いですね。ということで、初心者が育てても色とりどりな実を収穫できることがわかりました。
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収穫した実を食べてみよう!(9月14日更新)
後日、余った実を使ってポップコーンを作ってみました。元々は観賞用の品種ですが、爆裂種(ポップコーン)に似た性質を持つため、フライパンで加熱すれば弾けてくれます。
私の調理方法が悪かったのか、弾けなかった実も多かったのですが…味はしっかりポップコーンでした。ちなみに、ポップコーンに加工すると「あのカラフルな色合い」は失われてしまうようです。
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おわりに
グラスジェムコーンの栽培は今回が初めてだったのですが、私のような初心者でも色とりどりの実を収穫することができました。
実際に育ててみることで、グラスジェムコーンの魅力を再発見できた気がします。特に、皮を剥いて色とりどりの実が出てきた時の感動は忘れられません。もし機会があれば、一度栽培してみてはいかがでしょうか?
グラスジェムコーン タネ(粒) 2019年採種