お盆休みのタイミングで、見切り品となっていたインパチェンスを購入してきました。花壇に植え替えてみたところ、徐々に生育が良くなってきました。これまでも見切り品を何点か購入してきましたが、どれもお値段以上に楽しめています。
◎過去の見切り品シリーズはこちら
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夏を彩る花としても人気が高いインパチェンスですが、購入して育てるのは今回が初めてです。そこで、インパチェンスの概要について少しまとめてみることにしました。
インパチェンスの概要
科・属名:ツリフネソウ科ツリフネソウ属(インパチェンス属)
種別:一年草
花色:赤、白、ピンク、橙など
花期:5〜11月
原産:熱帯アフリカ
別名:アフリカホウセンカなど
花言葉:豊かさ、鮮やかな人、短気など
◎特徴:
熱帯アフリカの高原地帯を原産とする一年草で、正式名称はアフリカホウセンカです。日陰でも花を咲かせ、かつ花期が長いため、初心者でも育てやすい花の1つです。一方で、冷涼な地域を原産とするため高温多湿にはやや弱く、関東以西では育てにくい品種もあります。
サンパチェンスとの違いは?
ホームセンターの園芸コーナーに出向くと、「サンパチェンス」と呼ばれる花を見かけることがあります。見た目はインパチェンスによく似ているのですが、両者には一体どのような違いがあるのでしょうか?
少し調べてみたところ、サンパチェンスは「サカタのタネ様によって品種改良されたインパチェンスの仲間」であることがわかりました。先日取り上げたポインセチア・プリンセチアの違いとよく似ている気がします。
◎ポインセチアとプリンセチアについてはこちら
ポインセチアとプリンセチアの違いは?〜よく似た両者の見分け方について〜 - アタマの中は花畑
サンパチェンスという名前の由来はSun(太陽)+Patience(忍耐)であり、暑さに強いことも1つの特徴です。従来のインパチェンスは高温多湿にやや弱い性質があるため、日当たりの良い場所で花を楽しみたい場合はサンパチェンスを選ぶと良いかもしれません。
二酸化炭素を多く吸収する環境浄化植物だった!?
たまに「インパチェンスは二酸化炭素をよく吸収するから環境に良い!」ことを耳にするのですが、よくよく調べてみるとこれはサンパチェンスの特徴だったようです。
サンパチェンスは環境浄化植物としても知られており、一般的な植物(インパチェンス)と比べると大気汚染物質の吸収能力には以下のような差があります。
二酸化炭素:一般的な植物の4〜6倍
二酸化窒素:一般的な植物の5〜8倍
ホルムアルデヒド:一般的な植物の3〜4倍
さらに、サンパチェンスは蒸散(植物体内の水分を水蒸気として外に放出すること)による「打ち水効果」も大きく、一般的な植物と比べて周りの気温を低く保つことができます。花期が長くて育てやすいだけではなく、空気を綺麗にして気温も下げるとなれば、ますます育てたくなってきますよね。今年はこのままインパチェンスの花を楽しむ予定ですが、我が家でも来年はサンパチェンスも育てることになるかもしれません。
サンパチェンス:ラベンダースプラッシュ6号鉢植え