アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【完結】自宅の庭にチューリップ畑を!〜球根の調達・植え付けから開花・掘り上げまで〜

これまで8回にわたりお送りした「チューリップ畑計画」ですが、今回で完結となります。花壇の片隅に球根をたくさん植えてチューリップ畑みたいにしよう!と考えたのがそもそもの発端だったのですが、理想通りたくさんの花を咲かせてくれました。

 

総集編となる今回は、過去8回の記事を振り返るとともに、先日実施した球根の掘り上げについて触れたいと思います。

 

 

球根の調達(11月6日更新)

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10月頃に「チューリップ畑計画(=狭い花壇の片隅にチューリップを植えまくって、少しでもチューリップ畑気分を味わおう!という個人的な計画)」を思い立ち、早速国花園さんから球根を取り寄せました。

 

これまではせいぜい10球程度しか育てたことがなかったのですが、今回は思い切って50球購入しました。チューリップ畑と言い張るには少ない気もしますが、我が家にとっては十分すぎる数です。

 

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「チューリップ畑計画」への第一歩 - アタマの中は花畑

 

植え付け前の球根処理(12月8日更新)

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ようやく花壇に空きスペースができたため、取り寄せた球根を植え付けることにしました。調べたところによると、茶色の殻を予め取り除いてから植え付けた方が良いとのこと。

 

但し、上記の説は発芽時期を揃えたり、脇芽を取り除くために実施するもので、取り除かなくても特に支障はないようです。今回は、せっかくなので殻を取り除いてから植え付けことにしました。

 

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【チューリップ畑計画②】植え付けの時に球根の殻は剥くべき? - アタマの中は花畑

 

発芽第1号!(12月17日更新)

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花壇に植え付けてから1週間強、早いものは地面から顔を出し始めました。チューリップ以外の秋植え球根も揃って発芽を始めるころだったため、パッと見ではどれがどの植物なのか判別できないこともありました。

 

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【チューリップ畑計画③】遂に発芽!その横には…? - アタマの中は花畑

 

発芽時期はまちまち?(1月17日更新)

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発芽第1号を確認してからおよそ1か月。この時点での発芽率は5〜6割程度でした。未だ地面から顔を出していない球根も半数弱あり、球根にも個性があるんだなーとしみじみ感じていました。

 

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【チューリップ畑計画④】次々と発芽!でも発芽時期はまちまち…? - アタマの中は花畑

 

発芽率100%達成!(2月15日更新)

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さらに1か月が経過した頃には、球根50球全てからの発芽を確認しました。生育がおかしいものも散見されましたが、このまま順調に成長して欲しいものです。

この冬は暖冬傾向だったため、いつもより開花も早いんじゃないか?と予想していました。

 

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【チューリップ畑計画⑤】発芽率100%達成!開花に向けて成長中 - アタマの中は花畑

 

蕾が出てきました(3月16日更新)

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3月中旬になり、早いものでは蕾が顔を出し始めました。

この頃、稀に蕾だけが枯れてしまうことがありますが、冬の寒さや水不足が原因となっているようです。特に、鉢やプランターで育てている場合は根を伸ばすスペースが十分に確保できていないケースもあり、水不足を起こしやすいのだそうです。冬であっても水やりはこまめにしてあげましょう。(と、自分に言い聞かせることにします)

 

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【チューリップ畑計画⑥】蕾が出てきました!〜蕾だけが枯れるのは何故?〜 - アタマの中は花畑

 

待ちに待った開花(4月9日更新)

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念願の「チューリップ畑」ができました!球根はたった50球ですが、見る角度によっては花畑のように見えます。赤・ピンク・黄・紫は概ね同時期に咲きましたが、白の開花時期だけ遅れてしまったのが少し心残りです。

 

チューリップは気温によって花を開いたり閉じたりすることでも知られていますが、これには花弁の外側・内側にある細胞の成長が深く関わっています。

 

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【チューリップ畑計画⑦】待ちに待った開花!〜気温によって花が開いたり閉じたりするのはなぜ?〜 - アタマの中は花畑

 

開花後の処理について(4月16日更新)

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「チューリップ畑」が楽しめたのは1週間ほどで、あっという間に花弁が散り始めました。ここからは、来年に向けた準備を進めることにしました。

 

来年以降も花を楽しむために最も重要となるのが「球根をできるだけ太らせる」こと。我が家でも、花柄を摘み取った上で、速効性の高い肥料を与えておきました。鉢やプランターで育てている場合は、日当たりの良い場所へ移動させ、光合成を促進するのも有効です。

 

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【チューリップ畑計画⑧】開花後の処理について〜来年も花を咲かせるために今すべきこと〜 - アタマの中は花畑

 

球根の掘り上げ(6月16日実施)

満開だった頃からおよそ2か月が経過した花壇がこちらです。

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本当であれば全ての葉が枯れるまで待ってあげたいのですが…人目に付きやすい場所に植えているため、このまま放置しておくのが何だか恥ずかしくなってきました。。。

 

ということで、晴れの日が連続したタイミングを狙って球根を掘り上げることにしました。掘り上げる前から、既に顔を出している球根もちらほら…。

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葉や花の形に個性があったように、球根の付き方にも個性があります。同じくらいのサイズの球根がたくさん付いたものや…
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球根の付く位置がまちまちなものや…
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1個の球根だけが極端に大きくなったものがありました。来年もこの球根を育てることを考えると、1個に養分が集中してくれた方が個人的には嬉しいです。
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掘り上げた球根がこちら。元々は50球でしたが、数だけ見ればかなり増えた印象です。ここからはサイズ別に仕分けをしていきます。
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まず、直径4cm以上の球根が47球。このサイズであれば市販されていても遜色なく、来年もほぼ確実に花を咲かせてくれるのではないでしょうか。こちらは来年も植え付けること間違いなしですね。チューリップ界の「1軍」たちです。
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最も大きな球根は直径5.5cmほどありました。花を一通り楽しんだ上で、このサイズの球根が採れれば万々歳ですね。

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続いて、直径3〜4cm程度の球根が33球。このサイズになると、翌年開花するかどうかは微妙なところでしょうか。ひとまず「2軍」して保管しておくことにします。
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この他、直径3cm以下の球根が108球ありました。全て合わせると何と188球!数だけで言えば、4倍弱に増えたことになります(50球→188球)。
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1軍と2軍の球根は、それぞれネットに入れた上で風通しの良い場所で保管しておきます。「チューリップ畑2年目」に向けた準備もこれで完了です。

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【余談】チューリップの跡地には…?

さて、チューリップ50株を掘り出したことで何も無くなってしまった花壇ですが…

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この日のために用意しておいた金魚草を新たに植え付けておきました。ダイソーで購入した種から、苗を40本育てておいたものです。
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(※花壇への植え替えが遅過ぎて、このサイズで既に蕾が付いてしまった苗もちらほらありますが…)
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花壇の土には予め腐葉土などを混ぜ込んでおき、そこに苗を植え付けてみました。もう少ししたら、このスペースもまた花いっぱいになるはずです。
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おわりに

7か月にわたりお送りした「チューリップ畑計画」ですが、無事球根を掘り上げ完結となりました。これまでもチューリップを育てたことは何度かありますが、いざ記事にまとめようとすると新たな発見もたくさんありました。

 

また、元々は50球だった球根から、直径3cm以上のものが80球も採れたのは意外でした。開花後の花柄摘み、堆肥…そして2か月間植えっぱなしにしていた結果なのかもしれません。

 

連載企画化するかは未定ですが、今回採れた球根を使って来年もチューリップ畑を楽しむ予定です。この先も球根を大切にして、何年も繰り返し楽しめるようにしたいものです。