アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【総集編】市販の玄米からでも稲は収穫できるのか?〜古代米のバケツ稲栽培に挑戦!〜

今回は、今年4月頃から不定期に更新していた「古代米企画」の総集編です。要は、市販の古代米(玄米)をまいても稲は育つのか?という検証を行っていたのですが、先日無事に企画終了を迎えることができました。

 

せっかくなので…種まきからおよそ8カ月、全13回にわたってお送りした記事を改めて振り返ってみたいと思います。

 

 

玄米の選別と吸水(4月15日更新)

記念すべきシリーズ1回目です。一度はやってみたかったバケツ稲栽培に挑戦することにしたのですが、どうせなので市販の古代米をまいてみることにしました。市販されているのは種まき用の籾ではなく食用の玄米であるため、種まきの際は胚芽が残っているものを選別する必要があります。

こうして選抜した30粒の吸水を開始しました。無事発根してくれると良いのですが…。

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発根の確認(4月17日)

吸水開始からわずか1日半で発根を確認しました。発根したら次は籾まき(種まき)です。今回は30粒しか育てていないので、栽培用の容器は牛乳パックで代用することにしました。

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発芽の確認・バケツ田んぼの準備(5月2日更新)

その後何本か発芽したのですが…発芽しなかった玄米が腐り始めた影響なのか、順調に成長したのは30本中1本のみでした。

たった1本ですが、田植え用のバケツ田んぼも別途用意しておきました。今回は実家(米農家)の土を少し譲ってもらい、我が家で「実家の田んぼ」を再現してみました。

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バケツ田んぼの生態系(5月9日更新)

前回の記事で用意したバケツ田んぼをふと見たところ、ミジンコとホウネンエビ、そしてウキクサが発生していることに気付きました。土の中に混ざっていた卵や種が孵化・発芽したようです。

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たった1本の田植え(5月15日更新)

結局成長したのはたった1本でしたが、なんとか田植えに漕ぎつけることができました。通常は苗を4〜5本ずつ植えるのが良いようですが、1本だけでも成長してくれることを示して欲しいところです。

バケツ田んぼの中の生物・植物達も順調に成長しているようです。

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分げつを確認(6月15日更新)

田植え後1カ月でようやく茎が3本まで増えました。1カ月前はかなり貧弱な見た目でしたが、だいぶたくましく成長しました。

そして、主役の稲よりも成長著しいのが周りの田園雑草達(チョウジタデ、コナギ、ミゾハコベなど)。本来であれば抜き取るべきなのですが、今回は田園雑草達の成長もこのまま見守ることにしました。

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出穂前の中干し(7月10日更新)

分げつにより茎が10本程度に増えました。田植えから2カ月弱が経過したため、我が家でも中干しを開始したのですが…梅雨真っ只中のためなかなか土が乾きませんでした。

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待ちに待った出穂(8月15日更新)

7月下旬にようやく中干しが完了し、お盆休みに差し掛かった頃から出穂が始まりました。稲の開花時間は1〜2時間と短いのですが、玄関先で育てているおかげでお目にかかることができました。

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稲穂の垂れ始め(8月28日更新)

開花後しばらくすると穂が垂れ始めました。このあたりから稲穂が黒ずみ始め、徐々に黒米らしくなってきました。確認できた稲穂は6本で、元々が玄米1粒だったことを考えると上出来なのではないでしょうか。

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念願の稲刈り(9月23日更新)

出穂から1カ月強が経過し、いよいよ収穫の時を迎えました。脱穀した籾を仕分けたところ、中身の詰まっていた籾は169粒でした。一方で高温障害の影響を受けてしまったためか、中身が空または歪なものはそれ以上の数が確認されました。

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二番穂の出穂(9月26日更新)

1回目の稲刈りの際、ひときわ元気な茎が何本か残っていたためそのままにしていたところ、何と2回目の穂が出てきました。この穂は二番穂と呼ばれ、一番穂に比べると品質が落ちてしまうようですが…まだ9月なのでこちらも収穫まで育ててみることにしました。

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二番穂の収穫(11月29日更新)

自然に枯れたというよりは寒さにやられてしまった印象ですが、二番穂も茶色くなったため2度目の稲刈りを決行しました。やはり一番穂に比べると色合いは悪かったですが、食用にできそうな籾は合計211粒確認できました。

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最後は実食(12月11日更新)

一番穂は翌年の種籾として使用する予定のため、今回は二番穂を実際に食べてみることにしました。籾摺りを全て手作業で行うという想定外の出来事もありましたが、思い描いていた黒米がようやく完成しました。最後は白米と一緒に炊き込み、美味しい黒米ご飯をいただきました。

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おわりに

思うように発芽しなかった時は企画倒れも考えたですが、何とか最後までたどり着くことができました。一番穂は現在も保管しているため、来年もまた育てられればと思っています。来年は2年目なので、今年とは異なる検証を行ってみる予定です。

 


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